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ハイスクールD×D 蒼き凶鳥
原作前
第一章 大戦期
第十一話
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アザゼルの大胆発言は実行されたようで堕天使側の戦線は収束の一途をたどり続けている。
そのため悪魔、天使両軍は堕天使側への派兵を最低限に止め、軍事境界線で両軍ともににらみ合いが続いている状態だ。
そのため俺も天使側の前線によばれ、久しぶりにいつもの五人がそろった。


「一人ひとりに会うことはあっても五人そろうのは久しぶりじゃないのか?」
「そうね☆ 特に鏡君とはすごく久しぶりな気がするわ☆」
「確かにそうだな、久しぶりセラ」
「鏡君☆ 会いたかった!!!!」
がしっ!!とセラが抱き着いてくる。
その光景を呆れながら見ているアジュカが、
「そこのバカップルはおいといて近況報告でもするか」
「まてアジュカ、俺たちはまだそんな関係じゃないぞ」
「そうよ☆ まだ両親にあいさつしてないもの」
「ん? まとうセラ。問題はそこなのか?」
「あたりまえよ☆」
「……しかも鏡夜もまだといってたね。……まだ」
「まぁまぁ、久しぶりに集まったんだからそれぐらいにしておこうよ」
そういいながらゼクスが窘める、うんいつもの俺たちだ。
「ん、司令部からの連絡だ。……はい、えっ? 了解しましたすぐにそちらに向かいます」
「いったいどんな連絡だったんだ? ただごとではなさそうだが」
「ああ、お前らよく聴け。天使側が軍事境界線を越えて襲撃をしかけてきた。すでに前線はヤバイことになってるらしい」
「「「「なんだって!?」」」」








「聖剣、部隊ですか?」
「そうだ、奴らは各地で散発的に出撃させていた聖剣使いを集め、戦線に投入してきたのだ。その結果前線は瓦解、現在あとからつづいてきた敵本隊と泥沼の戦いの状況だ」
司令部で司令のプールソン卿から伝えられた戦況は驚きの内容だった。
「それで、その聖剣部隊はいまどこに?」
ゼクスが疑問を口にする。
「ああ、それが今我々の頭を悩ませていてな。敵本隊と我々が接敵したとき聖剣部隊は戦線をはなれ、そのまま迂回路であるキンバライト渓谷を通り都市部へ侵攻するつもりのようだ」
「……キンバライト渓谷、あそこは谷底と崖上の高低差が高い場所……」
「大部隊は投入できん地だからな、防衛も手薄だったのが仇となった」
「地形上、こちらも大部隊はおくれませんね。しかも、ほとんどの部隊は前線に出払っている……」
「少数もしくは単体で聖剣部隊と渡り合える人が必要ね☆」
セラのその言葉をきっかけに司令部の全員の目が俺をみる。
「ん〜、なにか嫌な予感がするぞ」
「鏡夜、聖剣部隊を止められるのは君しかいない」
「アジュカ、そんな期待の目で見られても。第一、複数の聖剣使いを相手にできる機体なんて……ないし」
「あの表情は策があるときの顔よ☆」
「鏡夜はそういうときは目線が左下に向かうから
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