暁 〜小説投稿サイト〜
バカとテストと召喚獣〜規格外の観察処分者〜
『終戦と報復』
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「貫けえぇぇ!」

槍を振りかぶり――投げる!
紅い槍は丁度良く並んでいた近衛部隊に突き刺さって行く

『Fクラス 東條深羅 数学466点』
        VS
『Bクラス 近衛部隊 戦闘不能』

「おぉう、我ながらいい制槍力……後は頼んだぞ、康太!」

「……無論、物の分は働く」

窓から現れたのはムッツリーニこと、土屋康太。どうやら保健体育の教師の唯一の特徴――並外れた行動力を使って連れてきた

「土屋康太、根本恭二に保健体育で挑む……サモン」

「き、貴様あああぁぁ!!」

『Fクラス 土屋康太 保健体育441点』
        VS
『Bクラス 根本恭二 保健体育203点』

「加速………」

一閃━━康太の召還獣が根本の召還獣を真っ二つに切り裂いた

『Fクラス 土屋康太 保健体育421点』
        VS
『Bクラス 根本恭二 戦闘不能』

こうして今回の戦争もFクラスへ軍配が上がった



「明久よ、随分と思い切った行動に出たのう」

「うぅ…痛いよう、痛いよう……」

痛みのフィードバックで、両手を抑えて呻いている明久。召喚獣でやったとは言え鉄筋コンクリートを壊したフィードバックは相当なものだろう…やったことはないが

「ま、でもお前らしい作戦だな」

「で、でしょ?もっと褒めても良いと思うよ?」

「後の事を考えず自分の立場を追い詰める、男気溢れる素晴らしい作戦じゃな」

「それ、遠まわしにバカって言ってない?」

「心配するな……元々お前はバカだ」

「うるさいよ深羅!」

本当の事を言って何が悪いのやら?

「ま、それがお前の強みだからな」

「まぁ、んなどうでもいいことは放っておいて……それじゃ嬉し恥ずかし戦後対談と行くか…負け組代表こと根本恭二」

「…………」

雄二の視線の先には、先程までの強気が嘘のように消え失せた根本の姿があった

「本来なら設備を明け渡して貰い、お前らには素敵な卓袱台をプレゼントする所だが……特別に免除してやらんでもない」

雄二の発言に周りがザワつき始める…

「落ち着け皆、前にも言ったが俺達の目標はAクラスだ……ここがゴールじゃない」

「……条件はなんだ?」

「条件?それはお前だよ、負け組代表さん」

「俺、だと?」

「ああ。お前には散々好き勝手やって貰ったし、正直去年から目ざわりだったんだよな」

それに関して先程の教室の備品破壊を皮切りとすれば、喧嘩にはナイフは当然、試合では相手に一服盛った、テストでカンニングは当たり前……挙げればきりがないが、目障りだった事には違いは無い

「そこで、Bクラスに大チャンスだ。Aクラスに行っ
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