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IS 転生白書 オリ主が奏でる新しいインフィニット・ストラトス
四人でお出かけ!前編
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飯を食べ終わった俺達四人は、街に繰り出すことにした。
 男三人に女一人。構図だけ見ると、今の世の中の情勢的に蘭が俺ら三人を連れまわしているように見えるってのが、少しおかしいな。

 「さって、とりあえず来たはいいけど。なにする?」

 実はノープラン。
 俺と一夏と弾がいる=最後はゲーセン。という方程式は成り立つんだが、最初から最後までゲーセンってのも味気ない。
 なんたって地元だ。割と来る機会が多いけど、街に来たのは久々だからな。
 
 「そういえば拓夢」

 ぞろぞろと歩いている中、弾が思い出したかのように話しかけてきた。

 「お前、まだベースやってんのか?」
 
 「あ、・・・。全然いじってねーわ」

 「やっぱりなぁ。ま、俺と和馬も似たようなもんだけどよ」

 「一応手入れだけはしてるけど、家に置きっぱだわ・・・。弦が切れそうだったはずだから、楽器屋でも行くか?」

 「おう、そうしようぜ」

 突然だが、俺はベースを少し齧っている。いや、物理的な意味じゃなくてな。
 中学の時、弾と和馬と俺で始めたんだ。目標はモテること。
 ほらあれだ、バンドやってる男ってモテるじゃん?ってイメージがあったんだよ。
 当時は高校生バンドを描いた漫画が流行っててな、それに触発されたってのもある。
 んで、俺がベース、弾と和馬がギターを始めた。ドラムはスペースないから却下ってな。
 俺がベースを選んだのは、あの重厚な低音に痺れたから。和馬の知り合いの近所のお兄さんがバンドマンで、ライブに行かせてもらったんだけど、そん時に出てたバンドのベーシストがすっげぇ格好良かったんだ。
 それで始めたんだが、ボクシングもあったし、練習の機会はそこまで多くなかった。
 次第に薄れてった、って感じだな・・・。

 「んー、じゃあ俺は別行動するかな」

 「あー、まぁ一夏はギターとか興味ないもんな」
 
 「無いって訳じゃないけど、今は見たい気分でもないからな。・・・あ、そこの服やにでも行ってるわ」

 「はいはい。んじゃ、そっちは一夏と蘭ちゃんな」

 「・・・って、はいぃっ!?え、えと、・・・ええっ!」

 「まて拓夢!それなら俺も服やに──」

 「弾はこっちだ。・・・んじゃ一夏、後で俺ら終わったらそっち行くわ」

 「おう、分かった。んじゃ、行こうか蘭」

 「は、はいっ!お、お願いします」

 というわけで、俺らは二手に分かれることにした。
 一夏はもともとモテるから誘わなかったし、あいつはそこまでギターに興味があるわけじゃない。
 中学の時の一夏は、言うならば専業主婦みたいなもんだったからな。バイトしてたけど。
 千冬さんが忙しくて、代わりに一夏がひたすら家事をやってたか
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