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魔法少女リリカルなのは〜過去を捨て今を生きる者〜
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私は悪くない
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第三十三話 私は悪くない


「そういえばみんな、いつ帰るんだ?」

ご飯を食べ終え、いつもの調子に戻った僕は洗い物をしながら尋ねる。

『えっと・・・』

迷った!迷ったよ、こいつら!

「あれ?泊まってくんじゃなかったの?」
「そういえばそんなこと言ったわよね。ってことで陽龍、私たちは泊まってくってことで」
「ってことで、じゃねーよ。帰れよお前ら」
「陽龍、ひどーい」
「キモいぞ慎吾。それに着替えはどうすんだよ」
「私のがあるよー」
「寝る場所!」
「丁度今日はアレだし、おにぃの部屋でいいよね」
「明日のしたく!」
「アリサ」
「ええ、鮫島に言っておくわ」

ブチッ

「いい加減帰れッ!」

ついつい本音が出てしまう。

「ひ、ひどいわ陽龍。私たちを追い出すなんて・・・ただ陽龍のことが心配なだけなのに・・・」
「おい慎吾、それ絶対あと付だろ。あと私とか言うな!キモイ!それになのはたち、僕に蔑んだ目を送らないで!」

それってマジで辛いんだぞ!?一回体験してみろ!

「もーいい!泊まるなりなんなりすればいいよ!代わりに僕は自分の分のご飯しか作らないから、朝は自分たちで作れよ!」
「おにぃは私にご飯を作れと!?」
「そうだよ!別にお帰りいただくのも自分でしろよな!」
「ごめんなさい、本当にごめんなさい!」
『え、誤っちゃうの!?』
「だって、私が作るとデー○ンさんとか出てきちゃうもの・・・」

アレは今思い出しても悪寒がやばいよ。

「で、結局どうすんの?泊まってく?」
「あれ、案外あっさりだな、陽龍」
「だって面倒だったし」
「そこに痺れる憧れるよ、おにぃ!」
「さって、お風呂の支度〜」
「スルーしないでよぉ・・・」

あ、電気代の節約ってことで、男女別けていっぺんに入るか。
慎吾の着替えは僕の、なのはたちは美愛のでいいね。さっき自分で言ってたし。
さて、じゃあお風呂場に・・・って、あ。
そういえば風呂場には美愛のぬいぐるみが・・・。よし。

「温泉に入ろう!」
『・・・はい?』
「おにぃナイス!私はめっちゃ賛成だよ!」
「えっと、美愛、陽龍?温泉って銭湯・・・よね?」
「いや、家にあるからそれ使う」
「なんで家に温泉があるのよ!」
「いや、アリサとすずかはあるだろ、多分」
「まあ、確かにあるけど・・・」
「私もあるけど・・・」
『あるんだ!』

だって二人ともお嬢様だからね。
家は母さんと父さんが掘り当てたらしい。びっくりだ!

「じゃあ美愛、風呂掃除頼んだ」
「はーい」

その後もなにかもめていたが、気にしなーい♪


「そんなわけでお風呂です」
「どんなわけだよ、陽龍」

それはもちろん、美愛はお
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