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魔法大戦リリカルクロウcross【Z】‐無印篇‐
第1話『それは出逢い…なの?』
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ているクロウは車の後部座席に寝かされしかも、なのはに膝まくらされながら病院へ搬送されるのであった…。

 


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

どこかの竹藪…
 

「うう……」

船を襲撃した少女、フェイトは身体に打撲の痛みを訴えながら目を覚ました…。

「ここは…?」

「!目を覚ましたか!!アリシア!!」

彼女はまだ霞む視界で自分の近くで焚き火をしていることが分かり、そして、自分に心配そうに声をかける少年に気がついた。

「だ…れ…?」

「俺だ!竜馬だ!!わからないのか!?」

少年は竜馬と名乗り、黒髪に目もつり上がり人相はあまり良いとは言えない。見た目は中学生ぐらいだろうか…

「すいません…アナタとはお会いしましたっけ?」

「っ!………本当に…覚えてないのか?俺の事…」

「…はい。」

「そうか……」


少年は肩を落とすと背を向ける…。

「悪かっな。他人の空似だったようだ。俺の名前は流 竜馬。ただの通りすがりさ。お前の名前は?」

「フェ、フェイトです。早乙女フェイト…。」

「早乙女!?」

少年は『早乙女』という単語に反応すると、しばらく考えこみまた、口を開く。

「お前の母親は、プレシア・テスタロッサ…いや、早乙女プレシアか?」

「え?母さんのことを知っているんですか?」

フェイトは竜馬が自らの母を知っているようなので驚くが竜馬は顔を歪ませると微かにこう呟いた…



 

(プレシアのババア…何を考えてやがる!)





数秒後、竜馬は常人離れした速度でその場から姿を消し、フェイト1人だけがポツンと取り残された…。

「あの人…いったい何だっただろう…」
    
彼女は謎の少年、竜馬の思いつつも待機状態のバルディッシュを起動させ現在位置の確認をしだした…。





その上空を横切った影にも気づかず…





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只今、クロウは絶賛悪夢にうなされていた…。

最初の光景は…

「フラフラちゃ〜ん♪」

翠髪の喪服をモチーフにしたゴスロリコスチュームの少女。
 
「うわああああああ!?」

クロウは逃げる為走る…走る… 

しかし、その先には…




「おめでとさん!君の借金は1000万G+だよ!」

「さあ、早く耳揃えて返せやあゴラ!!」

「うわああああああ!?」

巨大な狐のお面を被った女性にスキンヘッドにちょび髭の人相の悪い大男。クロウは再び逃げる…だが…
  






「さあ、至福の悲鳴をあげろ!!!!」

「何だお前!!!!!?」

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