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【完結】剣製の魔法少女戦記
第二章 A's編
第五十三話    『受け継がれる魂と記憶』
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きてくれたおかげですべてがリンクし繋がりました」

そしてシルビアさんは私を突然抱きしめて、

「今、あなたに私のすべてを託します…」

シルビアさんの体が光りだして光の粒子となって私の体に流れ込んでくる。

「後は、お願いします…」

そう最後に言ってシルビアさんは完全に私の魂と融合した。
途端にシルビアさんの生涯の記憶と知識、経験の情報が流れ込んでくると同時に第二魔法を会得した時と同じように私は根源の渦に手を伸ばすイメージが浮かび、知識が流れ込んできて、気づけば…。

「第三魔法………会得してしまったの?」
「その通りです」
「シホもすごい存在になっちゃったよね。第二と第三の魔法を両方使えるんだから。おまけに一回きりだけだけど裏技が使えるんだから!」

今まで黙っていたセイバーとイリヤが話しかけてきた。
そう、確かにイリヤの言うとおり一回きりだけどすごい奇跡を起こすことができる。
その一回をどう生かすか殺すかが私の手に握られたわけね。

「それでは、そろそろ私はアンリミテッド・エアの中に戻ります。シホ、いつでも呼んでください。私の力はシホとともに…」

セイバーはアンリミテッド・エアの中に戻った。
イリヤも笑顔を浮かべて、

「シホ、悲しみにくれている子を救ってあげてね…?
それと完全に魂が同調したから今度は緊急時だけじゃなくても私といつでもお話できるし魔術回路も直結できるからいつでも話しかけてね」
「わかったわ、イリヤ」

そしてイリヤも私の中に戻っていった。
すべてを正しく認識した私ははやての元へと向かうのだった。



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