コードギアスR1
0140話
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」
「今の敵や、報告にあったように散発的に極少数の戦力で暴れる。そしてその報告があれば俺達がその都度出撃し、その分消耗する事になる訳だ」
「なるほど。……だが、それだとテロリストの方が消耗するのではないか? 奴等の練度は私達と比べるとかなり低い。最終的に私達に勝てるとは思えないが」
「機体状況で言えば確かにそうだろう。相手もそれは理解しているさ。だから消耗戦は消耗戦でも、精神や心。そっちに対する消耗戦じゃないか?」
短期間で不定期に出没して暴れるテロリスト。それが繰り返されれば、将校はともかく一般の兵士には堪ったものではないだろう。
「……」
俺の言葉に何かを考えるコーネリア。その後を継ぐようにしてギルフォードが口を開く。
「その作戦を実行すると、それこそテロリスト達の被害が大きくなってしまうのではないか? 出撃する度に自分達の仲間が消えていくのだ。不定期に出撃させられる我等よりも余程心理的負担が大きいと思うが」
「忘れたのか? 奴等の後ろには中華連邦がついている」
「それはもちろん覚えているが」
「奴等がキュウシュウで何をした?」
「っ!? リフレインか!」
そう。自分達の仲間が出撃する度に減っていく? リフレインで逝ってる頭にそんな事が理解出来るだろうか。答えは否だ。
「……なるほど。中華連邦の取りそうな策だな。アクセル、ギルフォード。一端カナザワ地区まで退くぞ。そこで態勢を立て直す」
「イエス・ユア・ハイネス!」
「報告のあったテロリストはどうする?」
「数機のガン・ルゥだ。ここのブリタニア軍に任せても問題はないだろう。……もっとも、今のアクセルの話が本当なら時間稼ぎにしかならないだろうがな。その間に今回の作戦を進めている中心人物を倒すか捕まえるかする」
その言葉に頷き、俺とギルフォード達はG-1ベースへと戻った。
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