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俺は天国を旅する。2泊3日で
青い砂漠

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2日目
俺は、アヤの家を旅立ち、次の場所へ向かうことにした
「青い・・・・砂漠?」
地図には、「青い砂漠」と呼ばれる地名があった。
地図にある説明文はこうだ
「地上と一番近い場所と呼ばれています。空の上を歩いている感覚が味わえる、不思議な砂漠です」
俺は、そこに行ってみることにした

着いた場所は、人がいない、青い空と青い地面だけが広がる、不思議な場所だった
地図によると、ここからずっと歩くと、小さな町があり、そこから展開の搭、神の庭園へといけるらしい
ずっと歩いていて、俺は一人考えていた
「俺は本当に帰れるのか」と
本当に2泊3日で帰れる安い話なのか?ひょっとしたら、このまま帰れないのかもしれない。そんな考えが、頭をよぎっていた。
そんなときだ、俺の横を、一匹の虫が通った。それが、あまりにも変な格好をしていた
いもむしの体に、蝶の羽がついているのだ。なんてこんな中途半端な体になってしまったのだろう
しかも、飛ぶときの音は、ブーンと、ハエのような音がしていた
なんて気持ち悪い
それにしても、天国から見る空も青い。下を向くと、ぼんやりと、俺の住む世界が見える
不思議だ、死ぬとみんなこうなるんだ
天国でも、青い空が見えるのは、幸せかな
俺は、誰もいない青い砂漠を、一人歩いていた
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