俺は天国にやってきた
[2]次話
とある日の夕方、俺は急いで自転車をこいでいた。なぜ、そんなに急いでいるのかというと、3日後までに届けたいものがあって、それを郵便局に届けると、もう家の門限時間だったからだ。さすがに家に入れないのはきつい。そう思いながら思い切り自転車をこいでいた。しかし、それが後に命を脅かすことになる。
俺は赤になりそうな信号機に向かって突っ込んでいった。そのときだ
キキーーッ!!!
大型トラックのブレーキ音が、あたりに鳴り響いた・・・・・
「んっ・・・・・?」
俺は、激しい頭の痛みで、目を覚ました。地面は白く、水溜りには、ベッドで眠っている俺がいる
おかしい、俺は今ここでおきているはずだ。なのにどうして・・・・?
「それは、あなたがとあるチケットを当てたからですよ」
後ろを向くと金髪のかわいい俺と同い年くらいの天使が、笑っていた
「な・・・何のチケット?」
「それは・・・・・」
そういうと天使は、とある旗を用意した。それは・・・・
「おめでとうございます!!あなたは天国2泊3日の旅に当選しました!」
「はぁ?」
俺はまったく意味がわからなかった。なぜ、そんなものあたったのか、なぜ俺が天国を旅しなくちゃいけないのか
「必要なものはこのバックの中に入っています。地図もありますので、その地図でホテルまで行ってください」
「いや、待ってください!何で俺がこの旅に当選したんですか?」
すると天使はニヤリと笑ってこう答えた
「これは、死者の中から当選した人しかできないのですよ。要するに、天国で2泊するだけで生き返れるんです。・・・・・あなたは、本当なら死んでいるのですよ?」
そういわれた瞬間、背筋に寒気が走った。嘘だと思いたいが、白い地面、映像じゃない、俺の体だけを映した水溜り、そして天使。さらに上を見ると、建物が浮いている。これはもう、受け入れるしかない。
「ということで、2泊3日の旅、スタート!」
それだけいうと、天使は消えた
「あ・・・・ちょっと!!」
というわけでいきなり、天国2泊3日の旅が始まるのでした・・・・
[2]次話
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