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俺が魔王の息子ってマジですか!?
17話 レディース怖い幽霊も怖い。
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あるのだけど……」


〜一刀斎さんのスーパー説明タイム〜


「そ、そうだったんだ……」

「そうじゃ。分かったらさっさと放してやらんか、バカ孫が」

一刀斎さんのおかげでようやく命の危機から脱出した俺。
ちなみに説明の内容は、俺が外国に住んでいる親友の孫で日本の高校に通うために
ホームステイしているという内容だった。
もちろん悪魔などの単語は出ていない。
出てきたとしても、俺みたいなモヤシを悪魔だと信じてくれないだろう。

「とりあえず紹介をしておこう。わしの孫で光太の姉の邦枝(くにえだ)(あおい)じゃ。
葵、さっきの説明で理解してると思うが、ホームステイする事になった紅蓮じゃ。」

「よろしく」

「さっきは嫌な思いさせて、ごめんなさい…後、こちらこそよろしく」

軽く握手をした後、俺は階段の掃除をさっさと終わらせ自分の部屋の布団に
包まった。
レディース、マジで怖い。

〜一時間後〜

布団の中でプルプル震えていたら、何時の間にか夕方になっていた。
時間が経つのは恐ろしい。
それにしても……。

「葵か…かわいいのに」

レディースなんて勿体無いな、とりあえず距離を置い殴られないようにしよう。

ドタタタタ!!

俺の部屋の扉の前で強い足音がしたので思わず布団に包まる俺。
な、なんだ!?敵襲か!?レディース軍団が俺を襲いに来たのか!?


………。

しかし誰も入ってこない。
恐る恐る、布団から這い出て後、ゆっくり辺りを警戒しながら扉を開ける……。


「誰もいない……」

つまりこれは……心霊現象か!!?
開けた扉をバタン!と勢い良く閉めて、再び布団に包まる。

ちなみに一刀斎さんが夕飯を呼びに来てくれるまで、俺は布団から出てくる事は無かった。



悪魔でも幽霊は怖いっス

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