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第四十七話 反撃の支配者
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た五人もそうだった。ソレイユがステラのことを斬った。それは間違いない。だが、何時刀を振った?何時斬った?いや、それ以前に―――何が起こった?そんなことが、ステラを含めた六人の心を支配していた。

「悪いな・・・全てが布石なんだよ、カウンターのためのな。どんな状況だろうと、どんな力だろうと、どんな技だろうと『絶対に返す』たとえそれが、“わたし”の放ったカウンターを返したカウンターですら例外じゃない。それが“わたし”の本気のカウンター。それが、“わたし”の剣・・・」

それは、そう、『全て』が布石でしかないのだ。刀を鞘に納めながらソレイユは言う。その技の名を。

「これが、“わたし”のたどり着いたカウンターの極地―――名を【反撃の支配者(ロード・カウンター)】だ」

後の先を究めし剣。究極の返し技。それが、≪剣聖≫と呼ばれし鬼神の“剣”。

そして―――この日、この時、この瞬間が“本当の意味”で数多の妖精が住まうこの世界に、剣の頂に立つと称された≪最強≫の剣士が舞い降りた瞬間だった。

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