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吾輩は猫である
無印
吾輩、猛虎になる
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おっ、那美だ。玄関の掃除なんかしてるが学校はどうしたんだ?


「にゃお〜ん(森へ修行に)」
「まぁ、猫の言葉なんて分からないけどね」


解せぬ。


「はぁ……なんか虎の様な化物が出て、顔中が傷だらけのおじさんが追いかけてるから学校がお休みになったのはいいけど、突然休校になったからすることが全くないのよ……はぁ……」


すいません。その虎の様な化物で顔中が傷だらけのおっさんに追いかけられてたのは吾輩です。本当に申し訳ないm(__)m


「あれ、カオスなんで地面に頭を擦りつけてるの? 猫の習性?」


ああ、伝えたいことが伝わらないこのもどかしさ……プライスレス。


「薫ちゃんと恭也さんがその化物を探しにいったんだよ。私も行くって言ったら危ないかもしれないからダメ! だって、私だって頑張れば化物の一匹や二匹倒せるもん。ねえ、カオスもそう思うよね?」


そうだな―――――


「があぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁ!!!!!!」
「覚悟してください化物! うおりゃあぁぁぁぁぁぁあぁ!! あれ、あ、わ、うわぁ!」


走った先の小石に躓き化物の前に倒れこむ。


「へぶッ!!?」
「ガルルルルルルルルル!」
「あの、えっと、仕切り直しせんか?(ニコッ」
「ガアーーーーーーーー!!」
「きゃあぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁあぁぁ!!!」


――――うん。


「にゃん(無理だろ)」
「やめて! そんな無理だろってな目で私を見ないで!?」


ジーー


「うう……はい、すいません……私はドジで間抜けでここぞってときに大失敗する子です……ぐすっ」
「なう(よろしい)」


くくく、それにしても薫は町に行ったか。帰ってきたらお前をボコボコにしてやるからな! 首を洗って待ってろよ薫!!




今回の食事

雑草
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