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混沌の魔術師と天空の巫女
第3章 エドラス編
生命を消す者
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て、荷車よりも使えない事よ。」

「さすがジュビアちゃん!賢い!!」

「あんたも使えないって事。」

「酷い・・・。」

バシン!

「すみません・・・!」

「最初っから期待して無い。」

「酷い!!」

「結局・・・どうすればいいのかな?」

「さあね。」

エドラスのコージとエドラスのウェンディがそう言う。










少しして・・・

「いいか!とにかく、こいつを王都まで運ぶんだ!配置につけ!!」

「「「「「「「おお〜!!」」」」」」」

何か決まった様だった。それは・・・

「「「「「「「おう、えす!おう、えす!おう、えす!おう、えす!」」」」」」」

人力で引っ張る事になった。

「て、あの、何してるの?」

エドラスのナツは女子メンバーを見てそう言う。

「ああ?あたしらか弱い乙女たちをこんな重いもの運ばせる気か?」

「コージちゃんはどうしていいの?」

「ああ?コージにそんな事させる気?」

「ひいぃ!!」

エドラスのナツの言葉にエドラスのウェンディが睨んでそう言う。

「ご、ごめんなさい・・・。」

「謝らなくていいわよ、コージの分は男達がしてくれるから。」

「「「「「「「ひ、酷い・・・!」」」」」」」
























一方、エドラス王都では・・・

「コージ・・・ウェンディ・・・。」

ジェラールは空を見ていた。別れを告げた友と少女との度をした事を思い出し。

「王子・・・いや、王よ。」

「!」

兵士の返事にジェラールは兵士の方を向く。
ジェラールは今やエドラスの新たなる王となっていた。

「連れてまいりました。」

そう言うと、ジェラールは少し動き、兵士が連れて来た人物の元へ行った。
ジェラールの目の前にいるその人物は、実の父である元エドラス王ファウスト、
バイロン、シュガーボーイ、ヒューズ、ココ、そしてエドラスのエルザだった。

「王都は新たな時代に入った。皆の心は未来に向いている。
 だが、君達の存在を忘れてしまったわけではない。
 しかるべき処分を下し、けじめをつけなければならない。」

ジェラールはそう言い、後ろを向いた。

「わかっている。」

そう言ったのは元エドラス王であった。

「王としてここに宣言する。」

ジェラールはそう言い、ファウスト達の方を向いた。

「ファウスト、あなたに王都の追放を命じる。二度と再び、王都へ戻る事は許されない。」

「・・・。」

ジェラールの言葉にファウストは黙って頷いた。

「そんな・・・
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