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俺はシカマルの兄だったようです
七章

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悠太SIDE

一夜たった日の夜中

俺は父さんに連れられて火影邸へとやってきた

ついでに言うと柚乃とイノイチさんも居て

シカマルや母さん達は留守番だ

「・・・此処で何するんだ?」

この世界に生を受けて早6年

今じゃ両親に対しての敬語は使わない

「火影様と少し話しをして来い 俺とイノイチは仕事があるからな」

「・・・・ふ〜ん アカデミーに入れようと思ってるわけ」

「!!(ギクッ そっそんなわけないだろう?はははっ」

「あっそうかよ どっちにせよ入るつもりはないけどな

柚乃行くぞ」

「あっはい 失礼しますね」

俺達は長い渡り廊下を抜け火影のいる部屋の前までやってきた

コンコンッ

軽くノックをすると返事を待たずにドアを開けた

「・・・失礼します」

「失礼します」

火影は驚くこともなく俺達をみてニコニコと笑った

「やぁよく来たね!悠太君のことはクシナから聞いてるよ

それに2人とも優れた子だってこともね」

「優れたなんて言いすぎですよ 現に俺達は何も・・・」

してないですよ

そう言おうとした時だった

四方八方からクナイやら手裏剣やらがとんできた

俺はつい影で全部を掴んでしまったし

柚乃に関しては得意の酸で溶かしたのか煙となって消えてしまった

「咄嗟の行動が君達の強さを物語っているんじゃないかな?」

「ちっ ばれてるなら良いですよ でもアカデミーはまだ入りませんから」

「なんでだい?君達のレベルなら少し言いたくないけど即戦力としてこの里に

欲しいくらいなんだ アカデミーに入れば君達はすぐにでも忍になれるんだよ?」

「そんなことに興味がないですから」

「俺達は弟や妹達をすぐ傍で守りたいんだ

それなら落ちこぼれだろうがなんだろうがさ ずっと一緒・・・

もしくはフリーで動き回れる方が良いと思ってるんだ」

「それが君達の火の意志というわけだね・・・」

「「はいっ!」」

「・・・分かったよ シカクさん達には僕から言っておく

でも無理はしちゃダメだよ?君達はまだ子供なんだから」

精神年齢は大人なんだけど・・・

「分かってます」

「そのつもりです」

「うん じゃぁそろそろ帰って良いよ もう夜も遅いしね」

「失礼しました」

「失礼します」

俺達はそのまま火影邸を後にした

父さん達は残業のようだったので置いて帰って来た

数日後帰って来た父さん達は俺等を見るなりため息をついたのは

また別の話しだけどな
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