暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OGs
0125話
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ましたので、そちらはまだです。ですが、トリニティゲイン自体は特に戦闘後という訳でもないので明日……早ければ今日中には整備が完了すると思われます」
「分かった。リュケイオスの転移実験の事もある。多少時間がかかっても構わないから、念には念を入れて整備しておいてくれ」
「了解しました」

 整備員の了解の声と共に、通信が途切れる。

「さて……まずはレモンを説得しないといけないな」

 まずはレモンに会いに行くとしよう。転移実験をするにしても、レモンの力はどうあっても必要なのだから。





「却下よ」

 俺の顔を見たレモンの最初の一言がそれだった。
 まだ何も言ってないんだが……いや、確かに転移実験の事で会いに来たんだからその答えを言うのは分かっていたが。

「そう聞き分けのない事を言わないでくれ。レモンだって、リュケイオスの実験をしておくのが必要だって事は分かっているんだろ?」
「……」

 俺のその言葉に思わず黙り込むレモン。優れた科学者であり、開発者でもあるレモンならリュケイオスの実験が必要な事は理解している。それでも反対するのは純粋に俺の身を案じる以外の理由はない。
 だが、このシャドウミラーを引き継いだ俺としてはリュケイオスの実験は絶対に必要なのだ。そしてその実験に参加する事が出来るのは俺しかいないというのもまた分かりきっている。

「レモン、お前が俺を心配して実験に反対しているのは分かっているつもりだ。だが、お前が何を言っても俺はこの実験を強行する。それならせめてきちんと俺に協力して、より安全性を高めた方がいいと思わないか?」
「あのね……」

 先程までの沈黙と違い、何だか呆れたような様子でこちらを見ているレモン。

「普通、自分自身を人質にする?」
「レモンの協力を得られるなら何だってするさ」
「……分かった、分かったわよ。降参。実験に協力させてもらうわよ」
「そうか、助かる」
「全く、私がこんなに尽くす女だとは自分でも知らなかったわ」
「そうか? 俺は知ってたぞ」

 お互いに軽口を叩きながらも、実験についての話を続ける。

「リュケイオスの改修はいつくらいに終わる?」
「完全を求めるのならそれこそ年単位の時間が必要になるけど、アクセルが言いたいのはそういう事じゃないんでしょ?」
「ああ。現状の技術で可能な所まででいい」
「それなら……そうね。5日って所かしら」

 5日か。このホワイトスターに来てからのドタバタも大分片付いてきたし、細かいものも5日もあれば大分片付くだろう。

「なら、1週間だな。今日から1週間後にリュケイオスによる転移実験を行う事にする」
「アクセルなら余程の事が無い限りは大丈夫だと思うけど、気をつけてね」
「何、俺の力は知っ
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