暁 〜小説投稿サイト〜
吾輩は猫である
無印前
吾輩、過去を語る 続
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
22日目


鉄泥棒になりました。
喰い過ぎちゃった。注意しないと……
ん? テレビの前にロリとショタがいる。


「泥棒さんだって〜怖いね〜」
「そうだね〜……たい焼きは貰った!」


あっ


「あっ! たい焼き返してえー!」


ショタがテレビに夢中になっていた隙にロリの持っていたたい焼きを掠めとっていきやがった。
ん〜、でもあの子達どっかで見たことがありような………どこだっけな〜?


「返してなのぉぉぉぉ!」


まあ、いいか。
しばらくの間は鉱物を喰うのを自重しよう。とりあえず、テレビで流れなくなるまで待ちますかな。
当分は海鳴の散策でもするか。


その前に………


「にゃ〜ん」
「あら、かわいい猫ね〜。おなか空いてるの?」
「にゃ〜ん(はい)」
「はい、どうぞ。しっかり食べてね♪」」
「にゃ〜ん(からあげ!)」


唐揚げうめぇ! ああ……白米が食べたい……この唐揚げをおかずに白米をかきこみたい……
もう人間には戻れないのかな……グスン



23〜85日目


鉱物ばかり喰ってて体が硬く、重くなってしまった。しかたないので、体を柔らかくするためになにか柔軟性がある物を喰っている。
綿や布を喰い始め、50日目くらいから軽くなってきた。体重もおそらく15kgほどに、さらに体の大きさも少し上がった。チワワくらいの大きさからダックスくらいまで成長した。しかし、軽くはなったが柔軟性は全く変わってなかった。
次こそ柔軟性がメインの物を喰おう。柔軟といえばガム、ひたすらゴムを喰い続けよう。







グニャグニャになりました。
高い建物から落ちると跳ね返ります。硬くって重い物体から軽くって異常に弾力がある物体にジョブチェンジした。まあ、猫にしては重いが……



「臨時ニュースです。海鳴で布やゴムなどが盗まれる事件が発生しています。2ヶ月ほど前に起きました鉱物消失事件と同じ犯人と予測され、今も調査を進めており――――」



またやっちゃった。てへぺろ♪
やだ、自分でやっててきもい……


「また泥棒さん出たんだって〜怖いね〜」
「そうだね〜……貰った!!」
「甘いの! もうそんな不意打ちには引っかからないの! 私だって成長してるのだよ!」
「くっ! 避けられたか……無念……(ニヤリ」
「ふふん♪ このクレープは私の物なの〜、はむっ…………ッ!!!!!!!!!!!」
「くっくっく! 馬鹿め! 甘い、甘すぎるぞなのは! すれ違いざまにハバネロ粉末をふりかけといたんだぜ!!」
「ッ!!!! か、からいにょーーー!! み、みじゅーー!!」
「ほら、飲みもんだ」
「ゴクゴクゴクゴクg―――
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ