暁 〜小説投稿サイト〜
スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第八十六話 銀河が消滅する日
[1/9]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
           第八十六話 銀河が消滅する日
 ハルルはだ。バルマーの軍を見て言った。
「奴等ともだ」
「戦いますか」
「そうされるというのですね」
「そうだ。共に我等の敵だ」
 そうした意味でロンド=ベルと同じだというのである。
「だからだ。いいな」
「わかりました。それでは」
「今より」
「戦闘用意に入れ」
 明らかにやるつもりだった。しかしだ。
 ロンド=ベルはだ。バルマーに対してもだ。話し合いに入っていた。
「宇宙収縮現象か」
「そうだ」
 ジュデッカにはヴィレッタが話していた。
「そちらではもう気付いているか」
「我々を侮らぬことだ」
 これがジュデッカの返答だった。
「その様なことは既に把握している」
「それならだ」
「しかしだ」
 だが、だった。ここでジュデッカは言うのであった。
「一時的にしろ和平なぞするつもりはない」
「何っ!?」
「バルマー帝国に和平という言葉は存在しない」
 そうだというのである。
「戦い、征服し従える。それだけだ」
「けれどよ、今は!」
「そんな状況じゃないのよ!」
 アラドとゼオラがモニターのジュデッカに叫ぶ。
「銀河が崩壊するんだぞ!」
「消えてなくなるのよ!」
「我がバルマーの力を以てすれば」
 言うことはハルルと全く同じであった。
「その様なこと正すのはどうということはない」
「分からず屋だね、どうにも」
 万丈の言葉は皮肉そのものだった。
「自分を過信したら確実にしっぺ返しを受けるんだけれどね」
「地球人共よ、汝等はただ攻めるのみ」
 それだけだというのである。
「それではだ。行くぞ」
「くっ、結局こうなるのか」
 ベスは双方と戦闘に入ることになり歯噛みするしかなかった。
「避けたかったが」
「仕方あるまい」
 ギジェもだ。無念さをその顔に見せている。
「ベス君、それではだ」
「止むを得ないか」
「さて、こうなってはだ」
 マクトミンも言う。
「戦いしかあるまい」
「おっさん、戦えるよな」
「案ずるな。私は何時でも大丈夫だ」
 マクトミンはこうジュドーに返した。
「では。行くとしよう」
「よし、こうなったらやってやる!」
「最後の最後まで!」
 こうしてロンド=ベルも出撃しようとする。しかしであった。
 バッフ=クラン、バルマーの両軍でだ。異変が起こった。
 突如としてだ。彼等の後方から謎の大軍が出て来てだ。攻撃を仕掛けてきたのである。
「ハルル様!」
「何だあの敵は!」
「わかりません」
 ハンニバルはまずこうハルルに答えた。
「しかし我が艦隊がです」
「押されているのか」
「はい」
「相手は何者だ」
 ハルルが問うのはこのことだった。
「宇宙怪獣か、それともプロ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ