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とある麻帆良の超能力教師
とある麻帆良の超能力教師 二話
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たぞ?」


半分呆れながら物体Kについて聞いてみる。大方、未元物質で作った物だろうと予想する。


「物体Kってのはな、飲んだ奴を一週間下痢にする超強力な下剤だ…Kってのは『垣根』って意味な。ちなみにメイドイン未元物質だ」


「能力でどうでもいいもン作ってンじゃねェよ、というかその自信満々の『俺すげえ』みたいな顔ヤメロ」


「でもよ物体Kを入れてから数時間後、仕返し成功祝いでマッ@でシェイクを飲もうとしたら中身が一瞬にして消えたんだぜ…アレイスターの仕業以外考えらねぇ」


「お前のアホだけど、アレイスターもアホだなァオイ」


「つーかお前仮にも暗部で働いてンだから金はあるだろ…なんでマッ@なンだよ…」


「フッ…てめぇは知らねえみたいだな?マッ@シェイクの美味さを?あ、ちなみにバニラな」


垣根は自分の好物?であろうマッ@シェイク(バニラ味)について語り出す。
どうやら垣根いわく、バニラ以外は邪道らしい。


「甘ェのは嫌いなンだよ、てめェ知ってンだろ、あとかっこよく言ったつもりか知らねェが全くかっこよくねェからな」


「これだからカフェイン中毒者は…お前の体の水分って実はコーヒーじゃねぇのか?」


「そうかもなァ?」


「…えっ?マジか?」


「えっ…?今の信じたのお前?」


『こいつアホだ』と言いたげに垣根を見る。


「さて……話がずれたな、戻すぞ」


「誰がずらしたか分かってますかァ?」


とてもお互いに殺しあったとは思えない感じに見えるが、二人は殺し合いをしていたのは事実です。


「とりあえずだァ、俺達は協力しなくちゃならねェ」


「まあ不本意だがしょうがねぇな、まずはここが何処なのか?を優先的に知る必要があるな」


垣根の言うようにまずはここが何処なのかを知るのが最優先、場所によっては今後の行動が変わってくるからだ。


「ひとまず垣根が見つけた建物に向かってみるかァ」


「それもそう……おい第一位」


急に垣根の雰囲気が変わる。それと同時に一方通行の雰囲気も変わった。


「あァ…どうやら誰かいるらしいなァ…」


「敵か味方かは知らねぇが、コソコソする時点で怪しいってもんだな」


そう言うと垣根は六枚の白い羽を展開する。
垣根は能力を使用するときはどうしても羽を展開しなくてはならない。これは本人の意思に関係なく出現するのだ。


翼を展開させた垣根は一気に上空へと飛び、翼で気配がする場所を凪ぎ払う。
翼によって凪ぎ払われた場所は木々は勿論薙ぎ倒し、地面をえぐった。


「やれやれ…結構上手く隠れたつもりだったんだけどね」



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