第一部
もう直ぐ
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・・》異常なんですね。三人のカンピオーネを完璧にコントロールし、神に匹敵する程の力を持つ多数の人材を仲間にする。自分の上に位置する存在を決して許さない筈の超常存在達に、唯一『上に立つ』事を認められている人物。・・・鈴蘭王。彼女の本当の力は、決して権能なんかじゃない。・・・多分、多くの者を惹きつける、その魅力こそが最大の武器なんですね・・・）
そして、そんな鈴蘭に惹かれつつある自分も自覚する。
「さあ、もう直ぐ着くよ！」
彼女たちを乗せた船は、間も無く神が待つ無人島に到着する。
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