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スーパーロボット大戦パーフェクト 完結篇
第二十八話 ギシン星での戦い
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                 第二十八話 ギシン星での戦い
 ロンド=ベルはギシン星に近付いている。その中でだ。
「来るか?」
「そろそろだよな」
「ああ、来るな」
「絶対にね」
 誰が緊張の中にいた。
「絶対に来るぞ」
「周辺の星域に」
「かなりの軍が」
「おそらく宇宙での戦いになる」
 シナプスもそう見ていた。
「間違いなくだ」
「ええ、そうですね」
「間違いなく」
「それなら」
「諸君、いいか」
 シナプスはまた全員に告げた。
「宇宙での戦いの用意だ」
「はい」
 皆それに応える。そのうえで決戦の準備に入る。
 その中でだ。タケルはふと言うのだった。
「いよいよだけれど」
「どうしたの、タケル」
「いや、バルマー帝国だけれど」
 ここでミカにも話すのだった。
「思ったより雑多な軍だって思ってね」
「色々な勢力を取り込んできた国だからな」
 ケンジはこうタケルに言うのだった。
「それも当然だろうな」
「当然か」
「そうだな、征服が国是の国だからな」
「考えてみれば当然だね」
 アキラとナオトも話す。
「ギシン星の勢力もだ」
「いるだろうね」
「けれどさ。今のタケル兄ちゃんの言葉って」
 ナミダがそこを指摘した。
「それとは別のことに聞こえるけれど」
「うん、実はね」
 その通りだというタケルだった。
「皇帝の下に絶対の権力でまとまっている訳じゃないんだね」
「その通りだ」
 マーグがタケルの今の言葉に答えた。
「バルマー帝国は確かに専制国家だ」
「うん」
「しかし皇帝の下に全てがまとまっている訳ではないのだ」
「つまり様々な勢力がある」
「そういうことになるんですね」
「そうだ、例えばユーゼス=ゴッツォだが」
 マーグは彼の話もした。
「あの男についても知っているな」
「はい、確かに」
「それは」
「帝国に対する造反を考えていたな」
 ここでユーゼスのことを話すのだった。
「帝国の支配は実際のところ弱まってもきている」
「キャンベルもボアザンも独立したし」
「考えてみれば」
「長年に渡るゼントラーディ、メルトランディとの戦いもあった」
 それもだというのだ。
「当然宇宙怪獣やガイゾックとの戦いもあった」
「戦争をそれだけしていれば」
「勢力も弱まるか」
「そういうことですね」
「その通りだ。バルマー帝国は長年に渡る戦争で勢力を弱めているのだ」
 それは間違いないというのだった。
「そしてズールもまた」
「ああ、そういえばあいつ」
「何か宇宙の支配者になるとか言ってるし」
「それなら」
 そうしたことを考えればだった。
「じゃああいつもやっぱり」
「造反を考えているのか」
「地方領主から」
「そうだと思う
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