暁 〜小説投稿サイト〜
孤高の雷狼と疾風の狩人
狗と熊とハチミツと〜@

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 渓流の6番を水を跳ね上げ走る一つの影、それを追いかける複数の影。渓流に響く鳴き声

「自分で引き受けといてニャんだけど、オトリはやっぱりコワイニャー」

 コジローは泣きたくなった。今朝ユクモ村を出たときにはこんな渓流中を駆け回るなんて予想していなかった、朝食に食べた白米とみそ汁とたくあんがなつかしい
 そもそものことの始まりは朝、彼の主人であるシンヤが村長からクエストを貰ってきたところから始る。

「コジローその飯食い終わったらクエスト行くぞー」

「にゃ?、了解ニャ!」

 飯を食い終わったらご主人と共に渓流にいった。
そこは森丘のような密林のような場所で、ベースキャンプは崖の窪みのような場所に置かれていた。
で山菜爺さんがいた相変わらず狩場にいつでもいる謎の爺さんにゃ。

「ところで御主人なんのクエストを受注したのかにゃ?」

「ん?あぁ、ハチミツ採取だがついでにここの地理も把握しとこうともおもってる。」

「ハチミツ集めかニャ?了解ニャ!」

 ベースキャンプをでるとそこは段々になっていて荷車を引いたりするガーグァがのん気に寛いでいた
そこから僕達は地図で2番と記されているエリアを通り過ぎ3番を歩き倒木の橋で下を見たのは間違いだったニャ。9番で蜂の巣がありハチミツも必要数集まったニャ。でも、シンヤが最初に言ったように渓流の地理を把握するためにもうちょっと歩いてみることになったニャ
思えばこのとき、村に帰るべきだったニャ


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