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真剣で軍人に恋しなさい!
『期待してた?』
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ていった

「さて、んでは始めますか」

「う、うん…///」

耳掻き棒と綿棒、梵天を持ってくる……久しぶりにするな、耳掻き

「じゃ、膝に頭を乗せて、最初は右耳からだから…そ、顔が外を向くように」

「痛くするなよ……?」

「オッケ、任せんしゃい! こう見えても耳掻きは上手い方だと自負してるから」

ま、所詮自負だケド……

先ずは耳の外側の汚れを取っていく……こう見えても外側は汚れているんですよねぇ

「……何かくすぐったいな」

「まぁ、こればかりはどうしようも出来ませんね〜」

思っていたより外側は綺麗だった為、次は耳の穴周辺を掃除する

「耳綺麗だね? まめにやってんの?」

「まめにと言う訳ではないが、月一か二ぐらいはやってる」

「まぁ、耳掻きってあんまりやらない方が良いらしいですからね〜」

「そうなのか?」

「確かだけどね。何でかは分からんが」

「そうなのか……んぅっ」

くすぐったいのは我慢してケロ……どうにも出来ないから

「しっかし綺麗だな……俺やる必要なかったんじゃないか?」

「いや、弟の膝枕で横になりがら耳掻きを受けているだけでお姉ちゃんは幸せだぞ?」

「そうか? そうなら俺も嬉しいさ」

基本的に役に立ってもらえば嬉しい者なのでね。
次に耳の穴の中の掃除に移る

「ん〜……お? こりゃ大きいか?」

「ん? 大きい物あったのか?」

「ん〜? 取れるかな……んしょっと」

大きな耳垢を最後は手で引っ張って取る。うむ、やって良かった

「んでお次は、濡れた綿棒で取れなかった汚れをとるっと」

水で少し濡らした綿棒を耳の縁に付ける

「ひゃっ!?///」

「……姉さんも可愛い声出すんだねぇ〜」

ニヤニヤと笑いながら姉さんに言う……いつもは凛としてるんだけど、こういう一面が可愛いんだこれが

「ニ、ニヤニヤするなっ!///」

はいはい、仰せのままに
綿棒を耳の縁、入り口周辺、中へと走らせる

「最後は梵天で仕上げて終わりだ」

白くフワフワとした梵天を耳に差し込んで軽く拭う

「ん、コレは気持ちいいな……」

若干トロンとした声が聞こえてくる絶対


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