暁 〜小説投稿サイト〜
とある委員会の委員長
アイテム戦
[1/4]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
あれから数日後の事である。
薬品施設等がサイバーテロにあっているらしい。
しかも絶対能力者進化計画(レベルシックスシフトけいかく)関係。
私は長点上機学園の先輩である布束さんに連絡を入れようとした。
「あれー?出ないな?どうしたのかな?」
いつもならすぐに出てくれるのに。
とくに学習装置(テスタメント)開発に力を貸した時は電話が凄かったから料金が一万を超した。
今はフリーだがたまに研究関係の仕事が入ってくる。
「まさか布束さんが襲撃者なのかな?可能性があるのが怖いな。」
たしかに正義感はある人だから不安なんだよね。
それになんだか暗部のことまで風紀委員会に通報がある。
「対暗部様に部隊を作っておきますか。最近顔をよく見せるという女性四人組が実験台でいいか。」
私は風紀委員(ジャッチメント)のなかでも優秀な三人をメンバーに加える事にした。
一人は第二七支部の内海白さん。
能力は水流操作(ハイドロハンド)大能力者(レベルフォー)
二人目は第一九九支部の神野紫苑さん。
能力は洗脳能力(マリオネッテ)大能力者(レベルフォー)
三人目は第二七九支部の大川疾さん。
能力は完全聴力(パーフェクトヒアリング)大能力者(レベルフォー)
明日までに本部に来てもらうとしよう。
なんて言っても一般学生からの要請だから早くしないと。
すると携帯の着信音が聞こえた。
電話を掛けてきたのは布束さんだった。
「もしもし。木原です。」
『雫。いま忙しいから後にしてもらえる。』
「まさかと思いますけど薬品施設のサイバー攻撃を受けているのは布束さんの仕業なんですか?」
『私ではないわ。でも誰がやっているのかは検討がついているわ。』
よし、食らいついてきた。
「誰なんですか?それは布束さんの知り合いなんですか?」
サイバー攻撃の犯人が後少しで分かる。
『あなたの身近にいる人ですよ。』
身近にいる人?
それでサイバー攻撃が出来る人なんていたっけ?
『常盤台の超電磁砲(レールガン)はなんの力を使っているんだっけ?』
御坂さんの能力は電気使い=iエレクトロマスター)だつたような。
電気使い(エレクトロマスター)?
まさか御坂さんが襲撃の犯人なの?
『それと私の情報網からだと薬品施設の上層部は暗部(アイテム)を雇うらしいわよ。』
暗部(アイテム)を?まさか御坂さんを捕まえるために?」
『多分そうだろうね。あなたも動くのかしら?』
私は風紀委員会(ジャッチメント)として通報を待たないといけないし。
通報を待つ?
それなら誰かに通報をさせて、私が検挙すればいいのでは?
「はい。私も動きます。」
『そう。やりすぎないでね。あなたの能力は学園都市で一人しかいない多才能力者(マルチスキル)なんだから。』
多才能
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ