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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第三次完結篇第二幕 ロゼ、その愛
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「あの要塞みたいなロボットをだったな」
今言ったのはアルトである。
「それならか」
「ああ、まず大丈夫だ」
マサキはシュウのそうした能力については認めていた。
「タケルのお兄さんは戦線に復帰できる」
「そう、よかった」
「それなら」
「ただしだ」
だがここでまたサコンが言うのだった。
「無理はできない」
「流石にそれは」
「無理なのね」
「何度も言うが死んでいてもおかしくなかった」
またこのことを言ってみせるのである。
「その人間が今生きているのだからな。考えてくれ」
「そうだよな、やっぱり」
「本来なら絶対に安静だし」
「まず次の戦いは無理だ」
それはというのである。
「それはいいな」
「ああ、わかった」
ジェリドがその言葉に応えた。
「じゃあ今は生きていて復帰できるってことを喜ばせてもらうぜ」
「その通りですね」
エイジも言う。
「今はタケル君のお兄さんが助かって戻って来たことを祝いましょう」
「それはいいけれど」
「何か」
ふと一同が言い出した。
「ジェリドさんとエイジさんも何か」
「声が」
「この二人も」
「ああ、わかってたさ」
そのジェリドが軽く彼等に応えてきた。
「俺とエイジの声が似てるのはな」
「雰囲気もだし」
「何か」
「ははは、そうだね」
エイジも笑ってだった。彼等のその言葉に応える。
「あと黄金君やヤンロンさんともね」
「そっくりっていうか」
「クローンみたいに」
「容姿は全然違うけれどね」
「この人達も」
まさに彼等もであるのだ。
「そういえばさ、豹馬とマーグさんも」
「そういえば」
それに気付いたのはルナマリアとルナだった。
「似てるわよね」
「何でかわからないけれど一緒の人に見えたわよ」
「おい、俺もかよ」
豹馬は抗議するが何処か嬉しそうである。
「全然似てねえじゃねえかよ」
「御前かなり嬉しそうだな」
その彼に一平が突っ込みを入れた。
「何か兄弟に会ったみたいだな」
「そうだな、まさにそんな感じだな」
「気持ちはわかるけれどな」
隼人と十三も突っ込みを入れる。
「もっとも俺達もだ」
「心当たりあるけれどな」
「否定はしないな」
サコンも加わってきた。
「全くだ。こうして似た者同士集まるとだ」
「心が落ち着くもんやしな」
「孤独は感じないからな」
「だから。あんた達も同じじゃない」
「そうよ」
今度はちずるとめぐみだった。
「私達もまあ。少しはね」
「否定できないけれどね」
「まあそれは置いておいて」
「ちょっとね」
何故か後ろめたそうな二人であった。
「本当に似てるでごわすな」
「全くですね」
大作と小介は比較的冷静であった。
「おいどんはそういう人はいないでごわすが」

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