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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第百四十九話 アニュー=リターン
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             第百四十九話 アニュー=リターン
  「忌々しい人間達だ」
リボンズがその広い巨大な部屋の中で言っていた。後ろには二つの螺旋階段がある。
「神の裁きを二度も退けるなんてね」
「じゃ三度目を出すだけね」
「そうだな」
他のイノベイター達も同じ顔だがここでこう言うのだった。
「三度目はどうするのかしら」
「メメントメリはまだ動かせないが」
「いや、やれるよ」
ヒリングとリヴァイブにこう返すのだった。
「充分にね」
「充分に?」
「じゃあ一体何を」
「今度は機雷を使うよ」
それを使うというのである。
「それで今度はやってみるよ」
「そう。そうするの」
「今度は」
ブリングとデヴァインは彼のその言葉に応えた。
「それじゃあそれで行こう」
「それで」
「ただし」
他のイノベイター達はそれで同意した。そしてここでリジェネが言うのだった。
「それはアニューからの情報が入ってからにするべきね」
「わかっているさ。それに」
「それに?」
「二人僕達に近寄ろうとしているね」
ここでこんなことも言うリボンズだった。
「僕達の方にね」
「二人?」
「それは誰のことなんだい。リボンズ」
「一人はあのルイスという女の子」
まずは彼女だというのだ。
「そしてもう一人は」
「もう一人?」
「それは一体」
「ふふふ、すぐにわかるよ」
もう一人については今はあえて言わないリボンズだった。
「それじゃあ仕掛けるとしよう」
「機雷をね」
「アニューからはまだだったね」
リジェネに対して問うてきていた。
「彼女からはまだだったね」
「ええ、まだよ」
こう答えるリジェネだった。
「それはね。まだよ」
「それからでも遅くはない。彼等は必ず出て来るから」
こうも言うリボンズだった。
「さて、今はとにかく用意をしておこうか」
「わかったよ」
「じゃあね」
彼等はこう話した上で今は機雷の用意をするのだった。また戦いになろうとしていた。金星での戦いは続くのだった。
ロンド=ベルは全軍集まっていた。そのうえで今作戦を決定しようとしていた。
「まずは何よりもです」
「メメントメリ」
「それですよね」
「はい、そうです」
皆に語るテッサは彼等のその言葉に応えた。
「あれを破壊しなくては私達に勝利はありません」
「もう一つあるなんてね」
「全く。厄介なことだぜ」
「ですがまだ完成されてはいません」
このことも話すテッサであった。
「ですから」
「よし、じゃあ決まりだな」
「すぐにメメントメリに向かう」
彼等は口々に言うのであった。
「一気に攻めようぜ」
「それしかないだろ」
「そうです。それしかありません」
彼等のその言葉に頷いてみせるテッサであった。

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