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星河の覇皇
第四部第五章 英雄と梟雄その五
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スコミ連中は残っていないな」
 アッディーンはそれに言及した。
「はい、皆リンチにより惨殺されました」
「そうか、自業自得だな」
 アッディーンは素っ気なく言った。
「リンチは認められないが」
「そちらは犯人は全くわからないそうです」
「多過ぎてだな」
「はい」
 いささかシニカルな言葉だがその通りであった。
「永久に犯人が見つかることはないだろう。それに警察も本気で捜すつもりもないだろうし」
「でしょうね。この国のマスコミは警察に対しても誹謗中傷を繰り返していましたから」
 その大義名分は『警察は権力の犬だ』である。これもあの時の日本と同じであった。
 何故このような批判、いや誹謗中傷をするか。理由は簡単である。警察の存在、力が邪魔だからだ。
 マスコミは権力をその手に集中させようとする。だがそれは公の権力ではない。公をコントロールすることができても。
 警察は公の権力である。それも取り締まる側である。マスコミが『何か』をすれば彼等を取り締まる。これは警察の当然の仕事である。『何か』をするには彼等の存在は邪魔なのだ。
 当時の日本ではマスコミが贔屓する、若しくは裏で手を結んでいた北朝鮮の様な犯罪国家、犯罪政党、テロリスト達にとって警察は邪魔である。だからその権力を弱めようとしていたのだ。実際に犯罪政党の『人権派』弁護士出身の党首はテロリストと結託していた。怖ろしい話であるがこの時代の日本にはテロリスト出身の弁護士もいた。市民活動家もその正体がテロリストであるのは今の連合でも見られる話だ。
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