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星河の覇皇
第三部第四章 命運は決するその二
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ね」
「やはり」
 ガルシャースプはそれを聞いて頷いた。
「ですがそれはあとでいいですね」
 シャルジャーは怒りから戻って答えた。
「戦いが終わったあとの戦後処理でやればいいことです。もっともそれは我々の仕事ではないでしょうが」
「そうだな。政府に任せよう。しかし」
 ガルシャースプはここで口調を変えた。
「連中がどういう者達かはよく知らしておいた方がいいな。我が国の今後の為にも」
 その声は深い怒りに満ちたものであった。
「はい」
 シャルジャーは頷いた。彼の声にも深い怒りがあった。
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