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ソードアート・オンライン〜ニ人目の双剣使い〜
八俣大蛇
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「ヤバっ……」

そう考えていたからできた決定的な隙。地面にあったへこみに足をとられ転倒してしまう。そこに振り下ろされてくる巨大な尻尾

「全く……」

「なっ……!?」

目の前に人影が割り込み、尻尾を受けとめた。もっと正確にいえば体をはって止めた

「その程度か、リン。まさか、君の言う希望とやらに自分がなるとは思ってもみなかったけど……」

その人物はレオンだった

「ほら、持っていけよ」

左手に持っていた剣をこちらに投げてくる。あわてて受け取るとレオンに視線を戻す

「これは?」

「十拳剣。……本当に柄でも無い。誰かを助けるなんて。勘違いするなよ?リン。お前を切り刻むのはこの僕ってことさ」

HPが0になったらしく、レオンのアバターは砕け散った。十拳剣を残して

「……倒すぞ、皆」

胸には新たに決意を。手には新たな剣を八俣大蛇戦は第二ラウンドに突入した

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