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茨の王冠を抱く偽りの王
14.反乱
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全校生徒からは、シュウ!、オウマシュウだ!、シュウ君!、と言った声で溢れかえった。

「.....八尋、何を?」

「新会長に桜満集が就任することに賛成のものは拍手を」

すると体育館全体を響かせるほどの大きな拍手が......もちろん俺も

「八尋、どういうこと?」

「俺もサポートする、やってみろ。これがお前の今やれることだと思わないか?」

「そうだぞ、集。足らない所は俺たちでカバーするやってみろよ、集」




そして次の日の生徒会室でのことだ。

「今なんて言ったの、八尋?」

スクリーンには全生徒が映し出されている。

「全生徒をゲノムレゾナンス指数でA〜Fにランクわけし、その頂点にシュウとカイ、お前たちが君臨する。これからはヴォイドの価値がその人間の価値になるんだ。.......いわばヴォイドランク制だな」

ヴォイドランク制........
その言葉を聞いた瞬間、右手が激しく疼いた。

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