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天才少年と電脳少女
双子の兄、龍次

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リュウジ・タニモト・・・・・谷本とは、俺の名字だ。
リュウジ・・・・俺はその名前に聞き覚えがあった
幼稚園のころ、白髪の少年と一緒に計算ドリルの競争をしたことがあった。
その少年の名は・・・・・

「じゃあね、また遊ぼう、慎次君!」
「うん、龍次君、またね」

リュウジ・・・・龍次、彼の名は龍次。俺が昔友達だった白髪の少年は、俺の双子の兄弟、谷本龍次!
そして、彼は・・・・・

「ねぇ、慎次君は何月何日生まれなの?」
「6月6日の午前3時11分・・・・って聞いたよ?」
「へぇ、僕は同じ日の午前3時5分。僕のほうがお兄ちゃんだね」

彼は双子の兄、そして俺たちは、まだ双子だと知らなかった。兄弟だと、どちらも知らなかったんだ!
じゃあ・・・・彼はいつ、その真実を知ったんだ?
わからなかった。ただ、彼に会って、直接話をするしかない。ひょっとしたら・・・・いや、絶対に、彼を止めれるのは、倒せるのは、俺だけなんだ
俺は早速、その方法を試した。黒いベットに横たわり、ヘルメットのような機械を頭に付けた
「いろは、また電脳世界で会おう」
「あぁ、健闘を祈るぞ」
俺は機械のスイッチを入れ、様々な設定をした後、スイッチを押した
その瞬間、俺はまた、体が捻じ曲がるような感覚に襲われ、意識を失った
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