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天才少年と電脳少女
Ryuzi Tanimoto

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飛行機は、イギリス首都ロンドンに着陸した。ロンドンは聞いた通り天気が悪い
「ここから研究室に向かう、私の指示通り動け」
そこからは、いろはがナビのようになった
いろはに言われたとおりにいくと、そこは人目のつかないような場所にあった
林の中、ひっそりとたたずむ小さな建物は、研究所のような雰囲気を出していなかったが、いろはが言うには、ここが研究所らしい
「鍵もないのにどうやって入るんだ?」
俺はいろはに聞いた。するといろはは少し笑って、こうこたえた
「この携帯をそこにかざせばいいのだ。私が開ける」
確かに、そこにはかざせそうな機会があった。携帯をかざすと、扉は簡単に開いた
その中の風景は、まるで人間の世界とは思えないものだった
白い立方体がふわふわと浮き、数字が目の前を横切っていく。電脳世界の風景とよく似ていた。
「ここは、人間界と電脳世界のちょうど真ん中だ。電脳世界でも人間界でもない。天才学者はこのような空間を作り出した。空間を作るなんて・・・・神のようなものだ」
「神・・・・・こんな極悪非道な奴が・・・・・」
ドンッ!
俺は思いっきり壁をたたいた
「こんな奴と双子だなんて・・・・同じ血が流れてるなんて・・・・・考えただけで気分が悪くなる!」
大きな声でそう叫んだ
「今は、怒りを抑えろ!あいつに出会ったときに、それを全部ぶちまけろ!」
いろはの言葉で少し冷静になった俺は、先へと進んだ
ずっと進んでいくと、研究室と書かれた部屋についた
その部屋を開けると、7人の人間が液体の中に入れられていた。管がたくさんつながれ、それが一台のパソコンにつながっていることが分かった。
パソコンは、珍しく砂嵐の画面で、怪しい雰囲気を漂わせていた
「生きててもはいれる方法はある。あの天才学者と同じ入り方をすればいいんだ」
俺は、天才学者の資料をあさった。すると、そこには電脳世界への入り方と、天才学者の名前が書かれていた
「Ryuzi Tanimoto・・・・・?」
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