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天才少年と電脳少女
イギリス

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次の日、俺は飛行機の中にいた。もちろん、イギリスに行くためだ
「ところで、どうしてイギリスなんだ?」
俺は携帯の中のいろはに聞いた。
「それは、電脳世界に入る本当の門が、天才科学者が研究していた研究室だからだ」
俺は少し考えたが、すぐにその意味が分かった
「そこで・・・・7人は電脳世界に入れられたのか・・・・・」
「そういうことだな・・・・・」
そういってしばらく無言が続いた
「なぁ・・・・・」
先に口火を切ったのは、いろはだった
「なんだ?」
「少し話そうか。我々がどうやって電脳世界に入ったのか」
「・・・・いいぞ」
それは・・・・今から四年前、天才学者がまだ生きていた時のことだ
7人はちょうどその時に死んだ人と、天才学者によって不治の病にかけさせられ死んだ人々が集められた
「奈菜も、その一人だ」
そう聞いた瞬間、おれの体に衝撃が走った
奈菜が・・・・・殺された?
そして、死んだ人々を機械に入れ、意識だけを電脳世界に入れた
「だから私は外に出れないのだ」
天才科学者がなぜこうしたかったのかはわからない。ただ、のちに自分も、意識だけ電脳世界に入れた。そして、世間では「死んだ」と報道された
「天才学者には協力者や仲間がいない。だから真相は闇の中なのだ」
事実を聞いて、俺は怒りで体が震えた。許せなかった。天才学者が許せなかった
「絶対に、奈菜を助けてだす・・・・絶対に・・・・・」
俺は、拳に力を入れた
飛行機は、イギリスの首都、ロンドンへと着陸しようとしてた
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