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蒼き夢の果てに
第4章 聖痕
第48話 クーデターの夜
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はそう言った。
 この陰気の意味は判りませんが、古い井戸と言うのは、大抵が龍穴で有る事が多いので、其処で、殺人祭鬼の連中が何らかの儀式を行う心算だと言うのは良く判りました。

 俺は、其処まで聞いたトコロで、タバサの方に視線を送る。
 しかし、彼女は首を横に振った。これは、タバサも知らない事を、この妖精女王は語っていると言う事でしょう。タバサから以前に聞いた話を信用するのならば、ガリアの歴史は六千年にも及ぶ歴史が有るらしいので、タバサが知らない事実が有るとしても不思議では有りませんから。

 俺は、そう考えながら、再び進行方向へと視線を移す。
 その先には、より深い闇が横たわり、地下下水道に相応しい澱んだ大気と、腐った水が存在するだけで有った。


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