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魔法少女リリカルなのは 小さい頃から時空管理局に勤めていた少年
査察と報告
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僕は部隊局員寮にいるスクライア二士を呼んだ。
僕は八神二佐が来る前にやるべきことがあった。
部隊局員書類の重要書類保管室への移動。
今更だけど部隊に戦闘機人(ナンバーズ)の引き抜きに関する書類。
「何なんですか?」
「この書類を重要書類保管室へ運んでください。」
何故スクライア二士に頼むかと言うと、重要書類保管室はドアがない。
転移魔法が使える人しか入れない。
「了解しました。」
スクライア二士はすぐに持っていってくれた。
スクライア二士が書類を運んでいる間に査察に来た狸こと八神二佐が到着した。
出迎えたオオカリ二佐は狸を連れて部隊長室まで来た。
「失礼します。本局機動六課より査察に来られた八神はやて二等陸佐をお連れしました。」
「ご苦労様。そしてようこそ強行調査専門部隊に。僕の事は知っているだろうから自己紹介は省くよ。」
僕は机の中からこの部隊の施設見取り図を出した。
もちろん極秘施設は記入してはいない。
「オオカリ二等陸佐は八神二等陸佐をご案内してあげて。僕はこれから会議があるから。」
もちろん会議なんてない。
嘘ではあるがしばらく顔を出せないのだから間違ってはいないであろう。
なぜ顔を出せないかと言うと、重要書類保管室にいって整理をするからだ。
「それでは失礼します。八神二等陸佐こちらです。」
オオカリ二佐に連れられて八神二佐は出ていった。
そして僕の部屋に戻ってきたスクライア二士。
「スクライア二士。今から重要書類保管室にて聖王のゆりかごについて調べます。情報部を収集してください。」
「了解です。」
これで聖王のゆりかごの事さえ分かれば僕たち管理局の勝利。
絶対にデータはあるはず。
だから探す。
「准将。情報部の半数は向こうに残るようです。今準備をしているそうです。」
「それでは中に入りますか。スクライア二士、お願いします。」
僕はスクライア二士に転移をしてもらい中に入った。
中に入るのは初めてだが極秘書類が沢山あるのは知っていた。
「これって。」
僕が見たのは新暦58年[人工魔導師生産計画]のレポート。
中を見てみると、
〜人工魔導師生産計画〜
コード[future]。
クローン培養。
地上本部AAAの夏村千秋一等空佐をベースにした人工魔導師を生産する。
結果。
成長過程で問題がある。
一定まで成長すると成長が止まる。
魔力値はS+でベースよりも上回った。
結果は失敗とする。
研究者責任者、ジェイル・スカリエッティー。
保護責任者、夏村千秋。
人工魔導師の名前を夏村未来とする。
〜レポート提出新暦58年8月8日〜
僕は今見たのがなんなのか分からなかった。
でも一番最後に僕の名前があった。
そんな僕にスカリエッティー から通信が入った。
『まさか君に
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