暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜ニ人目の双剣使い〜
揉め事と出発
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た人はそうだった。優越感に浸りたいがため、レベル上げに邁進し結果、攻略組と呼ばれた自分を含むグループ。楽をしたいと<<軍>>に入ったメンバー……

「複雑ですね、人間は」

ユイはキリトの肩に着地すると腕を組んで首を傾げた

「ヒトを求める心を、あんなふうにややこしく表現する心理は理解できません」

「求める……?」

「他人の心を求める衝動が人間の基本的な行動原理だとわたしは理解しています。ゆえにそれはわたしのベースメントでもあるのですが、わたしなら……」

ユイはキリトの頬にキスをした

「こうします。とてもシンプルで明確です」

リーファは呆然している。キリトは苦笑い

「人間がみんなそんな単純だったら何の争いも起きないさ」

俺も苦笑いをしながらユイに言う

「手順と様式ってやつですね」

「……どこからそんなことを吸収してるんだ?まさか……」

そう言ってキリトの顔を見るがキリトは首を全力で振って否定した

「……人を求める心、かぁ……」

リーファはそう言って顔を赤らめながらこちらを見てくる。……まさか、な

「……さ、そろそろ出発しよっか」

自分なりの答えを見つけたらしくリーファは立ち上がった。キリトはその言葉にうなずくとユイを胸のポケットにしまった

風の塔の展望台の中央にある石碑(ロケーターストーンというらしい)で戻り位置をセーブする。そして

「準備はいい?」

「ああ」

「もちろん」

そう言って離陸しようと翅を広げ、少し浮かんだときにKYな声が後ろから聞こえてきた

「リーファちゃん!」

そう叫んだKYにリーファは浮かせていた足を再び着地した

「あ……レコン」

「ひ、ひどいよ、一言声かけてから出発してもいいじゃない」

「ごめーん、忘れてた」

レコンは肩を落とすがすぐに持ち直し真剣な顔で言った

「リーファちゃん、パーティー抜けたんだって?」

「ん……。その場の勢い半分だけどね。あんたはどうするの?」

「決まってるじゃない、この剣はリーファちゃんだけに捧げてるんだから……」

「……痛い台詞だな」

「ああ……」

「えー、別にいらない」

リーファの言葉によろけるがメゲずに言った

「ま、まあそういうわけだから当然僕もついてくよ……と言いたいとこだけど、ちょっと気になることがあるんだよね……」

「……なに?」

「まだ確証はないんだけど……少し調べたいから、僕はもうしばらくシグルドのパーティーに残るよ。……キリトさん、リンさん。彼女、トラブルに飛び込んでくくせがあるんで、気をつけてくださいね」

「あ、ああ。わかった」

「キリトも同じタイプだから……慣れて
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