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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第五十三話 非道、ゴステロ
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             第五十三話 非道、ゴステロ
「エネルギーはフルだ!そう、もう充分だよ!」
オルガがラーディッシュの格納庫で叫んでいた。
「あとは弾薬も。ありったけだ!」
「サブナック少尉」
そのオルガにナタルが声をかけてきた。
「おっ!?副長」
「気合は充分なようだな」
「俺は戦い前はいつもこうだぜ」
「いや普段以上にだ」
こう言葉を付け加えてきた。
「気合が入っているな」
「まあそれはな」
オルガもそれは認める。
「何かグラドスの奴等見てるとムカつくんだよ」
「腹が立つか」
「全員ぶっ殺してもいいんだよな」
彼が問うのはやけに物騒なことだった。
「あいつ等全員な」
「好きにすればいい」
そしてナタルもそれを止めない。
「思う存分戦え。いいな」
「ああ、わかったぜ」
「じゃあ僕達もだね」
「勿論だ」
クロトとシャニにも答える。
「何ならエネルギータンクを持って行ってもいい」
「それだけ戦えってことだね」
「面白い」
二人はナタルのその言葉を聞いて笑顔になる。
「副長も話がわかるようになったね」
「私はただ単に戦術上の必要性から言ってるだけだが」
「いやいや、他にも色々と」
「そうだ」
しかし二人はここで言う。
「やっぱり彼氏ができたから?」
「なっ!?」
そう言われると顔を急に赤くさせる。
「ブエル少尉、今の発言は取り消せ」
「取り消せって言われてもねえ」
「その通りだ」
「その通りとは何だ、その通りとは」
顔を狼狽させて必死になっている。
「私はだ。その、つまり」
「もうキスもしたんでしょ?」
「・・・・・・それはまだだ」
答えなくてもいいことを答えた。
「そういうことは結婚してからだ。それまではだな」
「あ〜〜〜あ、奥手なんだから」
「副長さんよ」
オルガも参戦する。
「こういうのは積極的にいかないと駄目だぜ」
「何が積極的だ」
一応は言い返す。
「私はただ。そういうことはだな」
「そもそも二十五歳でキスもまだっていうのは」
「どうかと思うぜ」
「そうだそうだ」
「貴様等・・・・・・」
言い返すことができなくなりその顔をさらに真っ赤にさせる。
「何処でそんなやり取りを憶えたのだ」
「自然に」
「簡単に身に着いたな」
「ジュドー達だ」
教えたのはやはりガンダムチームの面々だった。何かとナタルをいつもからかっている面々だ。ナタルはそれを聞いて心の中で納得した。
「くっ、あいつ等・・・・・・」
「おい、御前等」
しかしここに劾が来て三人に声をかける。
「そろそろ出撃するぞ」
「おっと、もうそんな時間か」
「早いね、また」
「ああ」
三人は彼に顔を向けて応えた。
「そうだな。時間だ」
ナタルは助かったと見て
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