暁 〜小説投稿サイト〜
混沌の魔術師と天空の巫女
第2章 妖精の尻尾
告白
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話

















「・・・・・・。」

俺は外に出てその辺に座っていた。
今日の記憶が闇の滅竜魔法によっての暴走が起きてしまった以降、何も憶えていなかった。
ただ、もう1つわからない事があった。
暴走する直前、俺は父さんと母さんの姿が見えた・・・
ぼやけていたけど・・・何かを叫んでいたようだった。
でも・・・俺はそれを見ると・・・何故か怒りと恐怖がでる・・・何故だろう・・・。









「−−−−−−−−!!!」

「−−−−−−−−!!」


「父さん!!!!母さん!!!!」


―――!!!!


「あ・・・あ・・・ああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」















「・・・っ。」

今のが・・・暴走直前に見えた父さんと母さんの様子だった。
何を言ったのかはわからないけど・・・体が震えてる・・・恐怖してるんだ・・・。

そして、もう1つある事を思い出す。

「・・・俺は・・・またやってしまったのか・・・。」

闇ギルドの時同様、俺は暴走して暴れまわってしまった。
今回はウェンディがいて・・・そのおかげで止まった・・・そんな気がした。

「情けないぜ・・・。」

「お兄ちゃん・・・。」

「っ!」

後ろからウェンディの声が聞えた。振り向くと、ウェンディがいた。

「ウェンディ・・・。」

「もう、大丈夫?」

「・・・ああ。」

ウェンディは俺の隣に座った。

「お兄ちゃん・・・どうして・・・黙っていたの・・・?」

「暴走する事か?」

俺の言葉にウェンディは頷く。

「暴走する自分の姿を・・・想像してみただけでゾッとした・・・
 いつ、誰を殺してしまうのかが恐ろしかった・・・。」

「・・・・・・。」

「ウェンディ・・・すまん・・・こんな俺・・・嫌いだよな・・・?
 しばらく・・・俺の事はどうでもいいと思っても良いから・・・
 ナツさん達とうまくいってくれ。それにナツさんやグレイさんの方が、俺よりいい人だし・・・。」

勝ってかもしれないし、心が痛い・・・でも、ウェンディの為だろ、我慢しないと・・・。

「・・・して。」

「え?」

「どうして、そんな勝手な事を言うの・・・!」

ウェンディは涙を流して、そう言った。

「勝手な事を言わないで!どうして私がお兄ちゃんを嫌いになるの!!」

「ウェン・・・ディ・・・?・・・だってそうだろ?
 俺、暴走した時の記憶は無いけど・・・
 最低な事をしたと思うぞ・・・。嫌いなるのが普通・・・。」

「なら
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ