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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第十七話 フラッシュ=ディ
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              第十七話 フラッシュ=ディ
プラントへ急行するロンド=ベル。その先頭にはミネルバがいる。
「あとどれ位かしら」
タリアはメイリンに問うた。
「二時間です」
「そう」
メイリンの言葉を聞いて頷いた。
「間に合えばいいけれどね」
「艦長、モビルスーツはもう」
「ええ、そうね」
今度はアーサーの言葉に頷く。
「出撃準備を伝えておいて」
「わかりました」
「問題はシンね」
自分達のエースパイロットについて言及した。
「早まらなければいいのだけれど」
「今のところはレイが抑えています」
「そう。ならいいわ」
それを聞いて少しは安心したようであった。
「彼も結構丸くなったわね」
「そうですね」
メイリンはその言葉に笑顔で応える。
「最初は随分酷かったですけれど」
「おい、それはないだろ」
艦橋でそのシンの声がした。
「俺だって少しは成長するさ」
「まあ少しはね」
メイリンは少し意地悪い笑みを彼に見せて言葉を返した。
「大きくなったかしら」
「まるで子供みたいだな、おい」
「大きな子供ね」
相変わらずの態度である。
「そんなのじゃステラちゃんにも嫌われるわよ」
「うっ」
それを言われると弱かった。
「わかっていたらしっかりしなさい。いいわね」
「くっ、わかった」
「わかったらそろそろ格納庫に行った方がいいわよ」
今度は優しい言葉をかけてみせた。
「出撃準備しといたら?」
「ああ、そうだね」
アーサーも言う。
「今艦長にそれを申し上げたところだし」
「わかった」
シンもその言葉に頷いた。
「じゃあ今から行って来る」
「シン」
「はい」
今度はタリアの言葉に応えた。
「貴方のご家族のこともプラントも」
「絶対に守りますよ」
シンは強い声を返した。
「ステラとマユ達だけは。この俺が」
「増えてるし」
メイリンはまたシンをからかう。
「この子は。何だかんだで多情なんだから」
「おい、メイリン」
シンはすぐにメイリンにくってかかった。
「俺は別にステラとマユは」
「わかってるわよ。からかっただけよ」
「御前、こんな時に」
「ちょっとメイリン」
タリアが困った苦笑いでメイリンに言った。
「純情な子をからかったら駄目よ」
「はい、艦長」
「艦長まで」
「まあそこがシンのいいところなんだけれど」
タチアは同じ笑みを今度はシンに向けた。
「一途になるのも程々にね」
「そうなんですか」
「かといっても。不誠実な男はあれだけれどね」
「何か身につまされる言葉ですね」
アーサーがそれに突っ込みを入れる。
「何か」
「女には色々と過去があるものよ」
何気に結構業を背負っているタリアであった。
「それがわかると男として一
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