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リリカルってなんですか?
A's編
第二十八話 
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 途中で、見知らぬ誰かに襲われ、助けらながら到着した八神家。笑顔で迎え入れてくれたはやてちゃんと一緒にリビングへと向かう。リビングについた後、はやてちゃんは、何か飲み物を入れるということで、キチンへと姿を消した。

 僕は、はやてちゃんの言葉に甘えてソファーに座って、はやてちゃんがコーヒーを作ってくるのをおとなしく待つことにする。

 待っている間に僕は、先ほどのことを考えていた。

 ここに来る途中で、急に目的を忘れた親父。張られた結界。襲ってきた仮面の男。そして、助けてくれた騎士のような女性。

 キーワードを並び立ててみるが、困ったことに男の正体や騎士の女性の正体がわかるような手がかりは一切なかった。ただ、一つだけわかっているとすれば、それは、これらの事象が何らかの形で魔法にかかわっているということだろう。

 僕には、彼らの目的はわからない。僕を狙ったもの? しかし、僕が魔法にかかわったのは、ジュエルシードと魔法研修のときだけだ。僕を襲うような理由はないような気がする。それに、僕が目的とするならば、僕が一人のときにいくらでも狙えるはずだ。なにも親父と一緒のときでなくてもいい。

 ならば、別に目的があったと考えるべきだろう。しかし、それを導き出すためのものを僕は持っていない。

 手がかりが少なすぎて、何もわからないというべきだろう。襲われたことは事実だが、彼が何をしたかったのか僕にはわからない。また、助けてくれた女性も、なぜ助けてくれたのかわからない。

 彼女が言う『主』がわかればいいのだが、その正体すら語らずに去ってしまったのだから仕方がない。さらにいうと、どうして『主』という人は、僕がピンチだと分かったのだろうか。いや、『主』が魔法使いであれば、魔力を感知すればわかる話ではある。そこで偶然居合わせた僕を助けたと考えれば、つじつまは合うはずである。

 何はともあれ、魔法が関連していることは間違いないのだ。ここは、一度、クロノさんに相談するべきである。それ以外に僕ができることないはずである。

「おまたせ」

 だいたいの考えをまとめ終わったタイミングを見計らったようにはやてちゃんが、コーヒーを二つ用意されたお盆を片手に現れた。お盆とコーヒーという何ともちぐはぐな形ではあるが、別に形式にこだわりがあるわけではない僕は、気にせずにお盆の上のコーヒーカップを一つ手に取る。ついでにもう一つも手にとってソファーの前に置いてある小さなテーブルの上に置いた。

「ありがとな」

 そう言いながら、はやてちゃんは、お盆をテーブルの端に置くと器用に上半身の力だけでソファーの上に飛び乗っていた。それは危なげがない動作であり、彼女が何度も同じことを繰り返していたことを物語っていた。

「ショウくんは、砂糖
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