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スーパーロボット大戦パーフェクト 第三次篇
第七話 インスペクター四天王
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トダカはそれを問うた。シンは本来ミネルバにいる筈だからだ。
「どういうことなんだ」
「いや、彼だけではありませんよ」
アズラエルがそう言ってきた。
「彼だけではない」
「アスラン=ザラ達もいますが」
「アスラン君がいるのか」
ユウナはアスランの名前を聞いてとりあえずは落ち着いた。
「では彼に任せてみようか」
「任せるのですか?」
「うん」
そうキサカに答える。
「僕達も忙しいことだし。ここはそうするべきじゃないかな」
「ユウナ様、そう仰いながら実は」
「厄介ごとをアスランに押し付けたいのでは」
「まあそう捉えても別にいいよ」
居直ってきた。
「この前も二人の喧嘩止めて大変なことになったし」
「顎はもう大丈夫ですか?」
アズラエルは涼しい顔でユウナに尋ねる。実際に彼は二人の喧嘩を止めようとしてその二人に同時に殴られたのだ。なおその時アズラエルは急に何処かに消えていたのだ。
「この前のは」
「何とか。しかしまあ彼も苦労人だね」
「確かに」
「あの歳で」
キサカとトダカはユウナのその言葉に頷く。
「髪の毛も大変なことになっていますし」
「また後退していませんか?」
話がアスランにとって洒落にならない方に向かってきていた。
「この前に比べて」
「それに全体的に薄くなってきているような」
「ここは育毛剤をプレゼントした方がいいかな」
そうしたことにはよく気が回るユウナであった。
「このままだと本当に」
「そうですね」
「やはりここは」
「おや、そんな素晴らしいものがあるのですか」
アズラエルは育毛剤という言葉を聞いて妙な反応を見せてきた。
「育毛剤とは」
「あれ、貴方は別に」
「いやいや、念の為にですね」
ユウナに妙な取り繕いを見せる。
「一つ試させて頂きたいのですが」
「まあそれでしたら」
「いや有り難い。僕の製剤工場はBF団に破壊されてからずっと復旧していませんし」
何処までも異常能力者に悩まされているアズラエルであった。
「助かりますねえ」
「といいますと」
ユウナはBF団と聞いてふと思い出した。
「あの暮れなずむ幽鬼の時に」
「そうなのですよ。あの時についでに」
「それはまた」
「全く。あの連中だけは許せませんね」
かなり個人的な感情である。
「おかげで。何かと困っていますし」
「気持ちはわかります」
白昼の残月にオーブを滅茶苦茶にされたユウナならではの言葉であった。
「彼等はね。非常識極まりない存在でしたから」
「全くです。まあおかげでコーディネイターへの偏見も消えましたしライオンロボ君のことも知ることができましたしね」
それはそれで彼にとってはよかった。
「不幸中の幸いでしょうか」
「そうですか」
「ええ。そういえば国際エキスパートの本
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