暁 〜小説投稿サイト〜
天才少年と電脳少女
情報収集

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俺は調べているうちに、新しく情報が入った。ウィルスの名前が分かったのだ
ウィルスの名前は「7(セブン)」という
イギリスの天才が作ったウィルスらしく、死んだ人間のデータを機械に取り込み、その人間を電脳世界で生きれるようにできるという革命的な技術だったが、その天才の死後、電脳世界で生きる7人の元・人間はウィルス化したと思われる
みなそれぞれ名前がついており、今わかっているのは「ダブル・フィンガー」「ミス・クアトロ」「ギブミー・ファイブ」「ナナ」の4人である

俺はその中の一人、ナナに興味を抱いた。自分でもよくわからない行動が、やっとわかった気がする

俺は、1%にも満たない確立にかけていたのだ。
奈菜、という名の俺の大切にしていた人。それがウィルスの一人、ナナだと。
何の根拠もない、ただ名前が一緒だっただけの、そんな確立にかけに出ていたのだ。今までの俺ならそんなくだらないことはしない
ただ、もし奈菜だったら、本当にもしも奈菜だったら、俺は、伝えたいことがあるんだ。
コミニュケーションがへたくそな俺だが、伝えたいんだ

奈菜はもうこの世にいない。だから後悔したんだ。何もできず、何もしてあげれなかった俺を嫌った。それと同時に世界嫌った
信じたくないが、俺は引きこもりなのかもしれない

だから、少しの望みをかけて、生きてる人間でも電脳世界に入れる方法を探した
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