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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百六十話 何時か星の海へ
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「命!御前を救い出す!うおおおおおおおおおおおおおーーーーーーーーーっ!!」
拳を繰り出す。全てを込めたブロウクンマグナムを。
「命ーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!」
新種に拳を撃ち込む。拳は新種の胸を撃ち抜く。そうして遂に新種の動きを止めたのであった。
「やった・・・・・・やったぞ!」
皆動きを止めた新種を見て叫ぶ。
「凱!!これで!」
「いえ、まだです」
しかしシュウがここで言う。
「核が生きている限り物質昇華は進みます」
「えっ、それじゃあ」
「命さんは」
「・・・・・・命」
(凱・・・・・・)
ここでその命の声が聞こえてきた。
(殺して。早く私を殺して・・・・・・)
「いいんだな、それで」
命に対して問う。
(ええ)
凱の言葉にこくりと頷く。
(貴方の手で早く)
「わかった」
その言葉に頷く。
「今行く。待ってろ」
(有り難う)
「死ぬ時は一緒だ」
凱はそのつもりだった。全てを覚悟していた。
「命、御免な。俺は・・・・・・一番大切な人さえも守れなかった・・・・・・」
「凱・・・・・・」
最後に心を通わせる。その心こそが二人の絆だった。
「御前を・・・・・・愛してる」
(貴方を好きになって・・・・・・)
最後に言葉を噛み締める。
(良かった・・・・・・)
「もう離さない」
凱も言う。
「ずっと・・・・・・ずっと一緒だ」
(凱・・・・・・)
緑の球が現われる。護のものだ。
「力を貸してくれ、護」
凱は護と心を合わせる。そのうえで唱えた。
「クーラティオー=テネリタース。セクティオー、サルース=コクトゥーラ」
光が起こった。そしてガオガイガーの手の平に。
「奇跡が起きたよ」
護がいた。そして。
「えっ、私・・・・・・」
命は生きていた。昇華され元に戻っていた。
そして凱も。そこにいた。
「あっ・・・・・・凱」
「おかえり、命」
凱もまたそこにいた。微笑んでそこに立っている。
「その身体・・・・・・」
「神様がとっといてくれたらしい」
にこりと笑って述べる。
「俺達の勝利の御褒美として」
「凱・・・・・・!」
「命・・・・・・」
二人は抱き合う。凱はその中でまた言った。
「もう離さない・・・・・・」
「凱・・・・・・」
奇跡により命は救われた。そして地球も。皆それに沸き立つ。しかしそれを冷静に見ている男達もまたそこにいたのであった。
「さて」
シュウは奇跡に沸き立つロンド=ベルの面々を見て呟く。
「いよいよですね」
「それじゃあ御主人様」
「はい、脅威は全て去りました」
彼は言う。
「そうなれば。彼女は遂に動くでしょう」
「今でも結構動いていますよね」
チカはそう問うてきた。
「それよりもですか」
「神にとっ
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