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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百二十九話 地獄元帥の陰謀
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             第百二十九話 地獄元帥の陰謀
福岡を救ったロンド=ベル。だが三輪の言葉は彼等にとって不愉快なものであった。
「馬鹿者共が!」
いきなりそう怒鳴ってきた。
「遅いではないか!何をしておったのだ!」
「おい、このおっさん」
シンは彼を見て思わず眉を顰めさせた。
「いきなり何言ってるんだ?」
「そうよね」
ルナマリアがそれに頷く。
「いきなり馬鹿だなんて。何なのよ」
「あの、長官」
それにグローバルが言う。
「我々はベルリンからこちらに来たので」
「そんなことはわかっておるわ!」
三輪は彼にも言わせない。
「それだけの戦力があって!何をウロウロとしておったか!」
「おい、おっさん」
シンがそのあまりもの言い様に反論してきた。
「何だ貴様は」
「俺達だって遊んでいたわけじゃないんだよ」
そう言い返す。
「それで何だ、その物言いはよ」
「何か悪いのか?」
「ドイツからこっちにユーラシア大陸横断して来ているんだ。それでそんな言い草はないだろうが」
「貴様は誰だ?」
三輪はシンに問うた。
「俺か?俺はシン=アスカだ」
シンはそう名乗った。
「ザフトからこっちに入った。この赤い軍服を見ればわかるだろう」
「フン、貴様か」
三輪はそれを聞いてさらにぞんざいな声を向けてきた。
「コーディネイターか。それが一体何の用だ」
「俺達だって命懸けでベルリンの人達もステラも守って戦ってすぐにこっちに来たんだ。それが何だその言い草は」
「そうだ、シンの言う通りだ」
カガリもそれに賛成してきた。
「私達だって遊んでいたわけじゃない。それが何だ、遅いだの何だのと。それでもあんたは」
「負けた分際で偉そうに言うな!」
「何ィ!」
「貴様等オーブがだらしないせいで今こうして苦労しておるのだ!あそこには今バルマーの基地がおかれているのだぞ!」
「わかっている!」
「わかっているのなら黙っておれ!この小娘が!」
「小娘で悪いか!」
「負け犬に何も言う権利もないわ!」
「この!」
「まあカガリ」
「落ち着いて下さい」
後ろからユウナとキサカが来て彼女を後ろから掴んで制止する。
「離せ、こいつだけは!」
「よせ、カガリ」
一矢も彼女を制止する。
「今はな」
「しかし!」
「シンもだ。いいな」
「あ、ああ」
「クッ・・・・・・」
「とにかくだ」
三輪はこめかみをヒクヒクと奮わせたまま述べる。
「貴様達にはすぐに別の戦場へ向かってもらう」
「別のですか」
「コーディネイターには聞いておらんわ!」
タリアにすぐに怒鳴り返した。
「なっ・・・・・・」
「黙っておれ!」
言葉を失うタリアにさらに言った。
「わかったか!」
「・・・・・・・・・」
「まあ落ち着
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