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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百二十四話 ジオンの栄光
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                 第百二十四話 ジオンの栄光
オーブでの戦いを終えたティターンズは結局オーブを手に入れられずに北極に引き揚げていた。だが彼等の勢力は衰えてはいなかった。
「さて、諸君」
ジブリールはティターンズの将校達を前に次の自分の考えを述べていた。
「オーブは残念なことをした。これは私の責任だ」
「責任を感じてるんならそれでいいさ」
ヤザンが彼に対して言った。
「だが大事なのは次だ」
「何か考えがあるんだろうね」
ライラがそれに問う。
「あるからここにいると思うけれどね」
「無論ある」
ジブリールは不敵に笑ってそう述べた。
「今度は欧州を攻める」
「またか」
ジェリドがそれを聞いて眉を顰めさせた。
「どうも俺達は何かと欧州に縁があるようだな」
「不服か?ジェリド=メサ大尉」
「いや、それはないな」
ジェリドはそれは否定した。
「戦えと言われたら戦うのが軍人だ。それに欧州についてはもう色々知っているしな」
「そう、最大の理由はそこだ」
ジブリールは述べた。
「もう一度欧州をティターンズの拠点とする。その為にはまず北欧を制圧していく」
「北欧をか」
カクリコンが応えた。
「そうだ。そしてドイツだ」
ジブリールは後ろに映してある欧州の地図に顔を向けて言った。
「それもベルリンを制圧する。そこを拠点とする」
「口で言うのは容易い」
それを聞いたザビーネは冷たい声を発した。
「だがそれは。かなり困難ではないのか」
「何故そう思う?」
「欧州の軍を率いているのはミスマル司令だ。兵力こそ太平洋にかなり引き抜かれているがその防御陣地は相当なものを築いている」
「それを突破するというのは容易ではないだろう」
クロノクルも言った。
「それに対する策はあるというのかしら」
「当然だ」
マウアーも問うたがジブリールはそうした言葉を前にしても態度を変えてはいなかった。
「こちらには切り札がある」
「あの三機のガンダムと強化人間か」
ドレルが言った。
「確かにあれはかなりの戦力だ」
「けれどそれだけでは無理ではないかしら」
カテジナも疑問を呈する。
「アウドムラ等を使っての突破もあるが」
「それでもかなりの損害を出すことが予想される」
ラムサスもダンケルもジブリールの案には懐疑的な様子を示していた。
「サイコガンダムがあるっていうのなら別なんだがな」
そしてヤザンがここで述べた。
「あんな化け物があるっていうのならな」
「あると言えば」
ここでジブリールは不敵に笑ってきた。
「その化け物が今私の手元にあると言えばどうかな」
「ほお、あるってのかよ」
ヤザンもそれを聞いて面白そうに笑ってきた。
「だからか。ここで攻勢に出るっていうのは」
「そうだ。だが狙う
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