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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第百十四話 マドラスにて
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ル達と合流したのであった。
「無事で何よりです」
まずニコルが彼等を出迎えてにこりと笑う」
「そしてまた一緒に戦うことが出来て」
「何だ、また同じ部隊なのかよ」
ディアッカはそれを聞いてついつい言葉を漏らした。
「腐れ縁ってやつかね」
「フン、難儀なものだな」
イザークはイザークで素直ではない。
「御前の様な腰抜けとまた一緒とはな。それで御前だけなのか?」
「いえ、アスランもいますよ」
「やっぱりな」
ディアッカはそれを聞いて口の端で笑う。
「役者は揃ったってわけか」
「ミゲルもいますし」
「おっ、あいつもいるのか」
「はい、元気ですよ」
ニコルは答える。
「そして三人来てくれました」
「何っ、三人もか」
イザークがそれを聞いて声をあげる。
「はい、こちらに」
そこには赤服の女パイロットが二人と緑服の男女それぞれ一人がいた。三人は並んでイザークとディアッカに敬礼して応えた。
「はじめまして、フィリス=サイフォンです」
まずは髪の長い赤服の少女が名乗った。
「ジャック=ライアンです」
「エルフィ=バートンです」
後の二人も名乗った。見れば三人共イザーク達と変わらない年齢である。
「御前達がか」
「はい」
三人はそれに応える。
「この度ザラ隊に配属されました」
「宜しくお願いします」
「シホさんはもうすぐ復帰だそうです」
ニコルはここで付け加えた。
「九人になる予定なので宜しくお願いします」
「また賑やかな感じに戻ってきたな」
ディアッカはそれを聞いて言った。
「ミネルバ隊と組んでいた時みたいだぜ」
「そうだな。ところでニコル」
「はい」
「今ザラ隊と聞いたが。どういうことなんだ?」
「あっ、僕達の部隊の名前です」
ニコルはイザークに答えた。
「隊長にアスランが就いたんでそれで」
「クルーゼ隊長ではないのか」
「クルーゼ隊長は宇宙でスピットブレイクの準備にかかっておられます」
「それでアスランが隊長か」
「はい、イザークが副長ですよ」
「そこまで決まっていたのか」
「ええ、僕も彼等もそうなんで。宜しくお願いします」
「あ、ああ」
「あいつが隊長ねえ」
あまり隊長に向くタイプではないディアッカが言う。
「何か妙なことになってきたな」
「ディアッカ」
ニコルはディアッカを嗜める。
「わかってるって。じゃあ隊長と打ち合わせに行こうぜ」
「はい」
「しかし俺が隊長なんてな」
アスランは机の上で腕を組んで考え事をしていた。その前にまるでオフィスの様に並べられた机の一つにミゲルが座っている。
「不安なのか?」
「ああ、俺なんかで務まるのかな」
そう言って首を傾げさせる。
「大丈夫かどうか」
「誰だって最初はそうさ」
ミゲルはそんな彼に対して言う
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