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転生とらぶる
スーパーロボット大戦OGs
0091話
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「くくっ、ここにいるのがレモンなら大喜びしたんだろうが、ヴィンデルだったのが残念だったな」

 日頃冷静なヴィンデルにしては珍しいその様子に、思わず笑みを漏らす。

「アクセル、いい加減にしろ。……それと、ゼオラ曹長。お前は一端引け」
「し、しかし、それでは私に与えられた命令を遂行する事が出来ません!」

 当然自分も戦う気であったゼオラだっただけに、ヴィンデルの言葉に思わず不満を漏らす。
 ……あれ? 原作だと俺もここでゼオラと一緒に引けとか言われてなかったか?

「ヴィンデル、俺はいいのか?」
「お前なら特定の誰かに固執するような事もないし、大丈夫だろう」
「ほう、ヴィンデルが俺を褒めるとは珍しい。……ゼオラ、ここは命令に従え。自分で考え、どちらの命令に従うべきか決めろ。自分で、だ」
「アクセル隊長?」

 俺の言葉に怪訝そうな顔をしたゼオラだったが、ゼオラが何か口を開く前にヴィンデルが先に言葉を発した。

「機会は別に与えてやる。今回は私の命令に従え。いいな?」
「了解……しました。ラト、連れて帰って上げられなくて、ごめん」

 小さく呟き、そのまま高機動戦闘用の機体の持ち味である速度を使い、戦域から離脱していく。
 ハガネとヒリュウ改から出撃してきた部隊のうち、その姿を見た何機かが行動を起こそうとするが、ビルトファルケンは既にこの戦場から姿を消していた。

「システムXNの復元によって、我々はいよいよ動き出す事が出来る。我らの手によって再びアギュイエウスの扉が開かれるのだ。こちら側ではあの時のような不覚はとらんぞ、ハガネ、そしてヒリュウ改の者共よ」
「連邦軍特別任務実行部隊シャドウミラー指揮官、ヴィンデル・マウザー大佐。来い、実戦テストをするのだろう? 私は機嫌が悪い。お前達のやり方を見ているとなぜか神経系にノイズが混ざる。何があっても恨まないでもらうぞ!」

 思わず漏れた、という感じのヴィンデルの言葉に反応したのは俺ではなくラミアだった。その言葉には珍しく苛立ちといった感情が含まれている。原作通りに自我を確立していっているのだろう。

「人形風情が面白い事を言うな、W17。アクセル、人形は私が相手をする。指揮は任せたぞ」
「了解した。全機、俺とベーオウルフ。あるいはヴィンデルとW17の戦いに戦いに割って入るような奴がいた場合は全力で阻止しろ」
「了解」

 量産型Wの返事が一斉に返ってくる。

「さぁ、行くぞベーオウルフ!」

 アルトアイゼン目掛けて、左右のランツェ・カノーネを両方とも展開して狙いを付ける。
 アルトアイゼンは装甲がかなり厚いので、1撃の威力が高いこの武器で狙いを付けて……っ!?

 咄嗟に機体を後方へと待避させる。殆ど同時に、グロウセイヴァーが
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