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対決!!天本博士対クラウン
第四百三十五話

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               第四百三十五話  スイートポテト
 今田先生は塾で華奈子達にあるものを出した。それは。
「あれっ、お芋!?」
「お芋ですよね」
「はい、今日はお芋を使ったお菓子を作ってみました」
 笑顔でだ。先生は華奈子達に答える。
「それがこれです」
「ええと、これって一体」
「何てお菓子ですか?」
「スイートポテトです」
 それだとだ。先生はまた答えた。
「それがこのお菓子です」
「スイートポテトっていうと」
「甘いお芋?」
「そういう意味ですよね」
「はい、お芋から作ってそれをさらに甘くさせたお菓子です」 
 実際にそうしたお菓子だというのだ。それを出して生徒達に話すのである。
「どうぞ召し上がって下さい」
「お芋を食べると」
 ここで言ったのは春奈だった。
「身体にいいんですよね」
「はい、とてもいいです」
 実際にそうだとだ。先生は春奈に答える。
「栄養も豊富ですよ」
「太るっていうのは嘘なんですか」
「どんな食べものも食べ過ぎると太ります」
 これが先生の赤音への返答だった。言われてみればその通りである。
「そういうことです」
「そうですね。それじゃあ」
 美樹はそのスイートポテトを見て目を輝かせている。
「早速食べますか」
「はい、ではどうぞ」
 こう話してだ。先生は六人にお菓子、そのスイートポテトを食べさせた。そうしてそのスイートポテトを食べながらだ。梨花が言った。
「お菓子にしても美味しいのね、薩摩芋って」
「ううん、確かにね」
「食べてみればわかるわよね」 
 華奈子も美奈子もここで言う。
「お芋ってお菓子にも使えるのね」
「それこそ何にでも」
「お野菜はお菓子にも使えますよ」
 先生はにこりとして華奈子と美奈子の言葉に応える。
「人参もそうですしね。生姜も」
「そういえば人参も甘いわよね」
「生姜も使えるわ」
 華奈子と美奈子は先生の言葉からそのことに気付いたのだった。
「果物だけがお菓子じゃない」
「お野菜も使えるのね」
「だからこのスイートポテトもあって」
「美味しいのね」
 そういうこともわかるのだった。実際に食べてみて。


第四百三十五話   完


                2011・10・30
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