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剣の世界の銃使い
製作者からの説明会
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『それでは、最後に、諸君にとってこの世界が唯一の現実であるという証拠を見せよう。諸君のアイテムストレージに、私からのプレゼントが用意してある。確認してくれ給え』

空に浮いている赤いローブの男は話し続ける。
素直にアイテムウインドウを開き、アイテム覧に先ほどまではなかった物を見つける。名前は《手鏡》。
すぐさまタップし、オブジェクト化させる。その名の通り手鏡が出てきた。
使い方は・・・まあ、覗けばいいのか。

「っ!?」

そこに写っていたのは、自分の顔。それも現実の方のだ。すぐに目の前の広場を見渡すと、先ほどまでの美形ぞろいの集団ではなくもっと現実的な、リアルの方の顔に埋め尽くされていた。

「なるほどね・・・奴さんも本気って訳だ」

それと、視点がさっきより低くなっていることに気がつく。ああ、身体の方も現実の方に移されたか。

『諸君は今、なぜ、と思っているだろう。何故私は──SAO及びナーヴギア開発者の茅場晶彦はこんなことをしたのか?これは大規模なテロなのか?あるいは身代金目的の誘拐事件なのか?と』

『私の目的は、そのどちらでもない。それどころか、今の私は、既に一切の目的も、理由も持たない。なぜなら・・・この状況こそが、私にとっての最終的な目標だからだ。この世界を作り出し、”観賞”するためにのみ私はナーヴギアを、SAOを造った。そして今、全ては達成せしめられた』

『・・・以上で≪ソードアート・オンライン≫正式サービスのチュートリアルを終了する。プレイヤー諸君の――健闘を祈る』

その言葉と同時に赤いローブ男は消え、次第に元の景色へと戻っていった。
そして、次に起こったのは・・・
悲鳴。怒号。絶叫。罵声。懇願。そして咆哮。

「うるさいな・・・・」

思考がまとまらない。周囲がうるさすぎる・・・ほんと、無意味なことなのに。
あの天才がやったんだ。外からの助けは多分無理だろう。
という事は、現実に戻るのには・・・
俺は、思考をまとめるために、喧騒から逃れるように、近くの脇道へと入った。

「まず・・・」

赤いローブ男、茅場晶彦のいう事を簡単にまとめると、こうだ。
・これからプレイヤーは自発的ログアウトができないよ
・ログアウトするためには、100層のボスを倒してね
・この世界で死んだら、ナーヴギアが現実世界の君たちも殺すよ

ってところか。
フレンドリーすぎる?まあ、内容は間違ってないだろ。
つまり、100層までクリアしないと現実への期間は無理・・・か。

「俺もよく落ち着いていられるよなー」

こんな外と切り離されるような事件があったのに、我ながら落ち着いているものだ。もともと終わってしまった事は諦める性格ではあったが・・・やっぱ、外との繋がりがないのが原
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