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スーパーロボット大戦パーフェクト 第二次篇
第八十七話 アシカ作戦
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る」
「しかもここでコーディネーターも」
「不穏になってきている。今は地上に構っている時ではないかも知れない」
「それに近頃」
「グレミーのことか」
「はい。アクシズにおいて何やら動いている模様です」
「・・・・・・何かを企んでいるようだな」
「おそらくは」
イリアの目が光っていた。
「どうされますか」
「デラーズ少将はどうしているか」
「今のところは何も」
動いていないと言った。
「そうか。彼がいるうちは心配しなくていい」
「はい」
「まずは宇宙に戻る。そして火星を中心に勢力を蓄えるぞ」
「わかりました」
イリア達はそれを聞いて頷いた。
「ミネバ様にもお伝えしなければな。宇宙へ戻ると」
「それは我々が」
ランスとニーが出て来た。だがハマーンはそれを退けた。
「よい。私が行く」
「宜しいのですか?」
「ミネバ様は。私が側にいると喜ばれるらしい」
「左様ですか」
「私が行くのが一番いいだろう。わかったな」
「わかりました。では」
「うむ。すぐに撤退に取り掛かるぞ」
「はっ」
こうして彼等は散開した。だがイリアは一人そこに残っていた。そしてハマーンに声をかけてきた。
「ハマーン様」
「どうした」
ハマーンも彼女に顔を向けさせた。
「会議は終わった筈だが」
「先程のお話のことですが」
「グレミーのことか」
「はい。どうやら」
「自身の戦力を取り込もうとしているのだな」
「その中には既に多くの強化人間やニュータイプもいるようです」
「ふむ」
「そしてラカン=ダカランやシーマ=ガラハウとも接触している模様です」
「かなり動いているようだな」
「ここに来て。何故動いているのでしょうか」
「血のなせる業だ」
ハマーンはそこまで聞いて言った。
「血の!?」
「グレミーはギレン総帥の血を引いておられる」
「まさか」
イリアは驚きはしなかった。すぐにそれを否定しただけであった。
「ギレン総帥は生涯独身であられました。そして女性に関しても」
「試験管ベビーなのだ」
「試験管で」
「そうだ。総帥の精液からな。産み出されたのだ。それを知っている者は僅かしかいないが」
「そうだったのですか」
「おそらく何らかの経緯でそれを知ったのだろうな」
「そして反乱を企てていると」
「あの者にとっては正統な権利への要求だ」
ハマーンはクールに述べた。
「ジオンの者としてな」
「ですがその座には最早」
「そうだ、ミネバ様がおられる」
ハマーンの声が硬くなった。
「ミネバ様を退けることは何があっても許さぬ」
「はい」
「わかるな。だからこそグレミーの動きは看過出来ぬ」
「しかし今は泳がせるのは」
「デラーズ少将がいるからだ」
ハマーンは言った。
「彼がいる限り。グレミ
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