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万華鏡
プレリュードその三
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 バスから降りると大きなキャンバスが見える。そこにあるのは高校だけではなかった。
「大きい、けれどここって」
「あっ、君一年生よね」
 その高い黒いブレザーの美女が琴乃に声をかけてきた。
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